撮影機材 | : | Nikon D700 Viper MC90L D=90mm f=1200mm ※ 2018/1/31の皆既月食のみ下記を使用 Vixen AV-103SS (D103mm f400mm/F3.9) AV-1レデューサーコレクター(f367mm/F3.6) |
<インデックス> |
スーパームーン(2020/4/8) |
マイクロムーン(2019/9/14) |
スーパーブルーブラッディムーン(2018/1/31) |
スーパームーン(2017/12/4) |
スーパームーン(2015/9/28) |
スーパームーン(2020/4/8)
2020年のスーパームーン(357,000km)は、2020/4/8(水)11:35頃と昼間の時間となります。
つまり、4/7〜8の明け方までと、4/8の日没後にスーパームーンに近い月が見られることになります。 ![]() 2020/4/7 21:12〜21:15 ISO2500,1/320sec. 7枚合成 ![]() 2020/4/8 22:13〜22:14 ISO2500,1/250sec. 2枚合成 上記は、スパームーンの約半日前後のほぼ満月(スーパームーン)の月となります。 満月では、ほぼ真正面から光が当たりますが、半日ずれると少し斜めからの光線になります。 よく見ればわかりますが、4/7はやや右上寄りからの光線なので、左下のクレーターの影が明瞭です。 4/8にはやや左下よりからの光線になるので、左下のクレータがベタっとした印象になり、 逆に右上のクレーターの影が明瞭になり、クレーターの見え方が明瞭になっています。 4/8は、地上付近は靄っていて、遠くに見える丹沢山地がぼやっと見える程度でした。 そのため、月の出からしばらくは、靄のために月がかなり黄色く見えていました。 バックの景色が良ければ、星景写真としては良い写真になったかもしれませんが、 新型コロナウィルスで外出自粛となっており、出かけることができず、星景写真はあきらめました。 上記の写真は、中天まで上った後に撮ったので、前日の月と変わらないモノトーン調になっています。 ![]() 上記は、今回のスーパームーンと以前に撮ったマイクロムーン、スーパームーンを並べたものです。 NASAは、スーパームーンはマイクロムーンより約14%大きいと言っています。 たしかに、2019年の月よりも2015年と2020年は13.9%大きいですね。 明るさに関しては、写真が同一条件ではないので、どれほど違うのかは確認できません。 もう1点、上記の写真で分かることは、月の見えている範囲が微妙に異なる事です。 これは月の秤動(ひょうどう)によるもので、この首振り運動によって59%の範囲を見ることができるそうです。 ![]() 上記は、撮影できている3回のスーパームーン前後の月の写真を並べたものです。 中央の2017年のスーパームーンが、視直径が0.1'小さいのですが、見てわかる差ではありません。 この写真でも、秤動による首振り運動によって、見えている範囲が各々異なることが分かります。 |
マイクロムーン(2019/9/14)
2019年で最も小さな満月となるのは9/14(土)の13:33です。
この時の地心距離は406,247kmで、視直径は29.4'です。 なお、最遠地点を通過するのは9/13(金)22:32で、地心距離は406,314kmです。 この時点では満月とはなっておらず、15時間ほど後の13:33に満月となります。 ![]() 2019/9/15 01:09〜19 ISO1000,1/400sec. 4枚合成 最遠の満月(2019/9/14 13:33)からは、12時間ほどが経ってしまいましたが、 見た目はさほど変わらないため、便宜上、最遠の月と記しています。 といっても、この写真だけ見せて最遠の月といわれても、どう違うのか分かりませんよね。 この年の最近の満月(2019/2/20 0:54)は、諸般の事情で撮影できていませんので、 以前に撮影していた最近の満月との比較写真を下記に掲載しました。 ![]() 同じ光学系で撮影した写真の左右半分ずつを合成したものですが、いかがでしょう。 月の見かけの大きさがずいぶん違うことが、お分かりいただけると思います。 月が地球の周りを楕円軌道で回っているため、 楕円軌道の遠地点で満月になると月は小さく見え、 近地点で満月になると月は大きく見えることとなります。 そういった満月の中で、その年の最も遠地点の満月が最遠の月(マイクロムーン)、 最も近地点の満月が最近の月(スーパームーン)です。 今年最も遠い満月から約12時間後の月が、最初に掲載させていただいた写真ということです。 |
スーパーブルーブラッディムーン(2018/1/31)
2018年のスーパームーンは1/2(火)で、6:49に近地点を通過し、11:24に満月となります。
この満月ときの地心距離は356,602km、視直径は33.5'になります。 残念ながら、スケジュールの関係でこのスーパームーンは撮影できず、天候も味方しなかったようです。 しかし、この月には2回目のスーパームーンが1/31(水)に見られました。つまり、ブルームーンです。 さらに、この日は皆既月食があり、NASAが「スーパーブルーブラッディムーン」と言って注目を集めました。 皆既月食の赤銅色になった月を、血の色に見立ててブラッディムーンと呼ぶそうです。 部分食は20:48〜24:12に見られ、皆既月食はその内の21:51〜23:8に見られます。 満月になるのは22:27で、食が最大となる22:30の少し前になるようです。 ※ 皆既月食の詳細に関しては、こちらを参照ください。詳しい経緯を記載してあります。 ![]() 2018/1/31 22:31 ISO5000,1/4sec. 食が最大となった直後の皆既月食中の月で、想像以上に暗いです。 そのため、通常の満月の写真ではありえない、周りの明るい恒星が写り込んでいます。 食が、地球の影の中心からずれているため、食の最大時でも明るさに違いが見られます。 この写真で、地球の影の中心は月の左上辺りにあって、月が中心より右下方向にずれています。 そのため、月面の右下の方が、左上のような赤銅色ではなく、黄色味の強い明るい色になっています。 ![]() 22:09 ISO800 1sec. ,22:35 ISO5000,1/5sec, 22:58 ISO5000,1/6sec 皆既日食の初めの頃と終わりの頃の画像を、食の中心に近い画像に合成したのが上記の写真です。 月が地球の影(本影)の中を移動しているため、暗い部分が円弧の形になっているのが分かると思います。 地球の影と言っても、地球大気による屈折の影響で影のエッジがかなりぼやけてしまいます。 また、青など波長の短い光は大気の散乱によって大気を通過できません。 そのため、散乱の少ない赤色光が地球大気の屈折によって本影の中にも入り込み、月が赤銅色に見えます。 朝日や夕日が赤く見えるのも同じ理由ですが、この朝日や夕日が月まで届いているということです。 |
スーパームーン(2017/12/4)
2017年のスーパームーンは、12/4(月)0:47頃と日付が変わった直後となります。
このときの地心距離は358,000km、視直径は33.4'です。 地球に最接近するのは、その後の17:46で、地心距離は357,492kmになります。 この年、最接近するのは1月、11月にもあったのですが、新月であるため見ることができませんでした。 唯一、満月になったのがこの12/4であったということです。 ![]() 2017/12/4 1:19〜1:22 ISO1000,1/320sec. 5枚合成 満月(0:47)から35分後の撮影なので、ほぼスーパームーンと言っていいと思います。 翌年の2018/1/2にもスーパームーンが見られ、地心距離は356,602kmとより近くなります。 視直径も、いく分大きくなり33.5'と0.1'(見てわかる差ではありませんが)の差があるそうです。 残念なことに、スケジュールの関係でこの日には撮影することはできませんでした。 |
スーパームーン(2015/9/28)
2015年は、9/28(月)11:51にスーパームーンとなり、視直径は33.5'です。
地球に最接近するのは、その前の10:46で、地心距離は356,877kmになります。 なお、この年は、前日の9/27(日)が、「中秋の名月」でした。 中秋の名月とは、太陰太陽暦の8/15の夜の月のことで、新月から15日目の月となります。 ちなみに満月は、太陽、地球、月が1直線状に並んだときのことで、15日目とは限りません。 そのため、満月と中秋の名月が必ずしも同じ日になるとは限らないのです。 ※ 満月と中秋の名月のずれに関しては、こちらにスケジュールを掲載しました。 ![]() 2015/9/28 21:42,21:50 ISO2000,1/500sec.,1/640sec. 2枚合成 残念ながら昼間では、月は地平線下で見ることができませんので、その前後の月を見ることとなります。 ということで、上記は約10時間後のスーパームーンということになります。 といっても、その差は精密に計測しなければわからない程度の差でしかありません。 そのため、便宜上、スーパームーンと記していますが、正確にはスーパームーン後の月ですね。 |