開催日 | : | 2017/7/28(金)〜7/30(日) |
開催地 | : |
新潟県胎内市胎内平(星まつり会場) 新潟県胎内市夏井1251-7 胎内自然天文館 |
お昼に出発して、栃尾の道の駅に着いたのは、21時を過ぎてしまいました。
一般道を走ったこともありますが、途中、ちょっとのんびりし過ぎました。 すっかり暗くなってしまいましたが、邪魔にならないところに車を止め、寝る準備です。 ふと、奥の方を見ると何やら人が集まって、ざわざわとにぎやかです。 何をやっているのかと、見に行ってみると、映画撮影の準備中でした。 東京からわざわざ車のシーンを撮るために、出かけてきたとのこと。 牽引用の台車に軽を乗せ、ワンボックス車で牽引しながら数分のシーン撮影と思われます。 そのため、準備が終わって出て行ってから、戻ってくるまでの時間は30分もかかっていません。 総勢で数十名は居るのではないかという大所帯。出演者用のバス、支援車も来ています。 戻った後、軽を下ろして、台車などを片付け、撤収までは30分ほどでした。 ただ、撤収後、一部のスタッフが残って、車の音を取るために何度も車を走らせていました。 |
天の川とアンドロメダ銀河 天の川 . (2017/7/27 00:24) (2017/7/27 00:34) 共通撮影条件 NikonD700 28mm/F5.6、ISO6400、40.1sec. 撮影関係者が去って、そろそろ寝ようと思って、ふと、空に目をやると天の川が見えていました。 気が付けば、雲がほとんどない星空が広がっています。車を照明のない方へ移動させました。 そして、車で遠くの街灯を遮るようにして、星空観望と天の川を固定撮影しました。 上記は、この時に撮影した天の川です。左の写真には中央左寄りにアンドロメダ銀河が写っています。 もっと見ていたかったのですが、明日の朝も早いので、後ろ髪を引かれる思いで就寝しました。 |
明け方になって雲が出てきたようで、昨晩とは打って変わって、雲の多い天気でした。 とりあえず、昨日に買っておいた朝食を取り、8時に道の駅を後にしました。 毎年、新鮮な野菜を買っている「すがばたけ」に寄ったのですが、予想通り、まだ開いていませんでした。 野菜はあきらめて、一路、水族館を目指して出発です。 途中、毎年寄っている加茂市近くの湿地に立ち寄りました。 例年より1ヶ月早いので、どのような花が咲いているのか、気になっていました。 いつもは紅葉しているコケオトギリは、黄色い花を付け、青々としています。 カワラケツメイは、やっと花を咲かせ始めたばかりで、クサネムはツボミもありませんでした。 新顔のウリクサとザクロソウを確認しました。シカクイやホタルイは、確認できませんでした。 ここまで、思った以上に時間をかけてしまったため、急いで駐車場を後にしました。 次に寄ったのは、新発田近くの松岡駐車場です。一息ついて、日本海東北自動車道に向かいます。 聖籠新発田ICから乗って、終点の朝日まほろばまで行き、後は国道7号を北上です。 途中で、県道6号に乗り換え、日本海側に出て、鶴岡市立加茂水族館までは1本道です。 水族館に着いたのは、結局お昼前になってしまいました。 なお、こちらに加茂水族館の詳細は掲載しています。 鶴岡市立加茂水族館 平日ですが、多くの人でにぎわっており、駐車場は満車に近い状態でした。 入り口の近くには、クラゲのモニュメントがあり、記念撮影にはもってこいです。 サクラマスやアメマス オオカミウオ . 入って直ぐの所は、普通の水族館で、淡水系のサクラマスやアメマスなどが展示されていました。 サクラマスの河川残留型がヤマメで、寒冷なこの辺りでは降海型が多いとのことです。 河川での幼魚期には、体側に小判形をした暗青色の斑紋が並びますが、降海期には消えます。 アメマスはイワナの仲間で、降海型がアメマス、陸封型をエゾイワナと言います。 体側と背部に大きな白斑が並ぶのが特徴で、白斑は成長とともに大きくなるそうです。 オオカミウオは、その厳つい顔のため、良く水族館に展示されいる海水魚です。 その上の黄色っぽい魚は、降海型のアメマスではないかと思います。 ミズダコ ミズダコ(卵を保護中) ミズダコは2匹飼われていて、1匹は産卵した卵をしっかりと守るように壁にへばり付いていました。 ミズダコは数mを超える巨大なタコですが、卵は不釣り合いなほど小さいです。 トクビレ アカウミガメ トクビレはハッカクとも呼ばれ、オスの背びれと臀びれは長くて立派です。 写真のトクビレ(オス)は背びれだけが立っています。なお、ハッカクは体が8角形であることに由来します。 アカウミガメは、マアジと同じ水槽で飼われていました。甲羅が赤っぽく、ごつごつしています。 ミズクラゲ いよいよ、クラゲの登場です。両面透明な水槽にミズクラゲが4匹入れられています。 記念撮影用に用意されているようですが、この写真を見ると、クラゲが空中に浮いているみたいです。 以下は抜粋した主なクラゲの写真です。詳細に関しては、こちらをご覧ください。 ヒョウガライトヒキクラゲ カトスティラス ルテウムジュエリー . ブルージェリー オワンクラゲ(ヴィクトリア) カブトクラゲ . プロカミアジェリー アカクラゲ ニチリンヤナギクラゲ ミズクラゲ 最後は、ミズクラゲの大水槽。直径は5mあり、ミズクラゲが何匹入っているやら。 アシカ(オス) アシカ(メス) ゴマフアザラシ プールを我が物顔で泳ぎ回るアシカのメスと、アオッアオッと鳴き続けるアシカのオス。 プールに入りたいがアシカが居て入れず、プールの端の方で様子を見ていたゴマフアザラシの子供。 タイミングを見計らって、プールに飛び込んだと思ったら、直ぐにUターンして飛び上がってきました。 アシカのオスとは、体格が倍くらい違いますので、よほどアシカが怖いんでしょうね。 クラゲラーメン 最後に何か名物はないかと物色していると、クラゲラーメンの看板が目に留まりました。 これは食べないとと、さっそく注文。出てきたのが上の写真のラーメンです。 一見、具沢山の普通の醤油ラーメンに見えますね。結構おいしかったですよ。 でも、麺にはクラゲが練りこまれ、キャノンボールクラゲがそのままの形でトッピング。 その姿のままのクラゲは、インパクトがあり、クラゲ感満載のラーメンです。 細切りのクラゲはいつも通りでしたが、クラゲ姿の方はモジャモジャ、シコシコ。 麺の方は、のど越しもよかったので、スッと入ってしまい、クラゲは感じませんでした。 このラーメンに満足して、クラゲ水族館を後にしました。 荒倉山付近の県道50 塩俵岩 . 堅苔沢付 塩俵岩付近 塩俵岩付近 帰りの県道50号線、国道7号線は、日本海に沿って走っており、そこで見られた風景です。 日本海側に多い、花崗岩や安山岩の板状節理、柱状節理があちらこちらで見られました。 塩俵岩は、駐車場があって直ぐ近くで見ることができます。 |
星まつり会場の周囲には、期間中のみテント設営が許可されます。
今年も「亀田星っ子クラブ」の皆さんは、星まつり会場下の道路脇の林内にテントを設営しました。 私もその奥の方の場所に、テントを設営させていただきました。 道路左側、木立の下が「亀田星っ子クラブ」のテントサイトです。 そのお隣は「新潟天文研究会」の方々のテントサイトです。左に写真に旗が写っていますね。 話は変わりますが、例年、「亀田星っ子クラブ」のテントサイトには、日本酒などが集まってきます。 集まり始めたのは、亀田星っ子クラブが越乃寒梅と久保田の飲み比べを企画したのが切っ掛けです。 今年も昨年同様、天気が悪く、初日、2日目とも雲の多い天気で、雲間からちらちら見える程度でした。 そのため、今年も各地から持ち寄られた日本酒を飲み比べながら、星談義やら酒談議などで盛り上がりました。 また、今年も歌手の「中村悦子」さんが来られました。 「亀田星っ子クラブ」メンバー作詞、中村悦子さん作曲の歌を披露してくださるためです。 歌詞もメロディーもなかなか味わいのある歌に仕上がっていました。 例年、最終日は柳家小ゑん師匠の「さて、この帽子は〜」と名調子のオークションです。 オークションが終わったところで、沼澤茂美画伯から来年の開催日の話がありました。 月明の関係で、今年と同じ7月末か、8月頭、例年の8月末にするか、現時点では未決定とのこと。 |
今年は、出発時刻が例年より早く、例年、写真を撮っている所は日没後に通りました。
そのため、今年は往路の写真はありません。帰路の写真のみです。 新発田市街を迂回するために、農村内の生活道路を通りますが、米所だけに広大な水田が続きます。 今年は1ヶ月早いので、例年は黄色く頭を垂れていた稲も、まだ青々として元気に穂を立てています。 手前の空き地で、枯草が山になっている所が気になって、近づくとアスパラガスの山でした。 道路の反対側にアスパラガスの畑があったのですが、おそらく、その廃棄場所なのでしょう。 アスパラガスの芽は、ピーク時には1日に10cmも伸びるとか。そのため、日に2回収穫するそう。 収穫適期は30cmだそうなので、見落とすと伸びすぎてしまい、出荷不適。 出荷できないアスパラガスなどが廃棄されているのでしょう。もったいない気もしますが。 いつものように、「出湯うるおいの里」に立ち寄り、一汗流し、さっぱりして出発です。 栃尾の道の駅に寄り、来るときに食べられなかった油揚げをネギと鰹節で頂きました。 この時、前から気になっていた、油揚げにかけていた醤油を買いました。 どういったものなのか聞いたところ、薄口の減塩醤油だそう。甘く感じたのはこのためですね。 お土産用に油揚げも追加で買いました。醤油とセットで美味しく頂けそう。 そんなこんなで、只見線の越後須原駅近くの撮影スポットに着いたのは18時過ぎ。 中途半端な時刻で、今年も鉄橋と列車のツーショットはお預けです。 小出ICに着いたのは19時過ぎ。日も暮れて、うす暗くなってきました。 小出では雨は降っていませんでしたが、石打IC辺りから小雨がぱらつき始めました。 断続的に雨が強くなり、関越トンネルを抜けると、今度はうっすらと霧が出ていました。 谷川岳PAに寄り、湧水をタンクに詰め、晩飯としてモツ煮定食頂きました。 その後、霧はどんどん濃くなり、赤城高原SAに着いた時には濃霧で、かなり視界が悪化していました。 仕方がないので、しばし休息です。しばらくして、霧が薄れてきたのを見計らって、出発。 渋川伊香保IC辺りまで来ると、霧は晴れ、小雨に変わりました。 休息なども取ったので、自宅に付いたのは日が変わった頃でした。 |
栃尾 道の駅、290号線沿い、鶴岡市立加茂水族館、会場周辺で見かけたものです。
特に珍しいものはありませんが、主なものを以下に掲載します。 なお、これら野草の詳細な情報に関しては、こちらをご覧ください。 ネムノキ ウリクサ コケオトギリ
ネムノキは、栃尾の道の駅で撮影したものですが、新潟県内ではあちらこちらでよく見かけました。 ウリクサ、コケオトギリは、どちらも加茂市近くの山中の湿地で見かけたものです。 ウリクサは小さな花なので見落とし易いのですが、ここで見かけたのは初めてです。 コケオトギリは、例年の8月末になると花はなく、紅葉しています。 それが1ヶ月早いこの時期では、花が咲いて、葉は青々としていました。 | |||||||||
ザクロソウ カワラケツメイ オオハンゴンソウ .
これらの花も、加茂市近くの山中の湿地で見かけたものです。 ザクロソウは小さな目立たない花でしたので、最初、花が咲いているのに気が付きませんでした。 ここで確認したのは初めてですが、背が低く、細い茎や葉なので見落としそうでした。 カワラケツメイは、ちょっとした群落になっていましたが、花は少なく、まだ咲き始めたばかりのようでした。 よく似たクサネムも別の場所に群生していましたが、まだ、十分に成長しておらず、ツボミも見当たりませんでした。 オオハンゴンソウは、道路のの反対側の法面に群生していて、今年も大きな花をたくさん付けていました。 | |||||||||
カワラナデシコ カワラナデシコ :ナデシコ目・ナデシコ科・ナデシコ属 カワラナデシコは、鶴岡市立加茂水族館の駐車場脇の草原で、数株が花を付けていました。 時々見かけるのですが、あまり大きな株は見たことがありませんでした。 ここは日当たりもよく、人もあまり来ないようなので、大きく育ち、花も立派でした。 萼片の長さが40mmほどある花の直径より長めで、苞が3対以上あるのが特徴です。 | |||||||||
ノリウツギ ウマノミツバ セイヨウノコギリソウ
これら3種の花は、胎内星まつり会場から少し離れた芝生広場の方で見かけたものです。 ノリウツギは8月末では花が終わってしまっていましたが、7月末ではちょうど満開でした。 4枚の白い萼片も受粉が終わると裏返ってしまいますが、今は表を向いています。 ウマノミツバも8月末では花が終わって、果実のみになっていましたが、この時期は花が残っていました。 といっても小さな花で、オシベの飛び出した小さな花が雄花で、果実のような形のものが両性花です。 セイヨウノコギリソウは、ここでは初めての確認です。葉が柔らかく、2〜3回羽状複葉に細裂するのが特徴です。 | |||||||||
シロバナニガナ ハナニガナ カントウヨメナ
シロバナニガナとハナニガナは、胎内星まつり会場から少し離れた芝生広場の方で見かけたものです。 シロバナニガナはニガナの変種ですが、その黄花品種がハナニガナとされています。 ニガナも、ハナニガナも黄花なのですが、舌状花数に差があります。 ニガナの舌状花は5〜7個なのに対して、シロバナニガナやハナニガナは7〜11個と多いのが特徴。 カントウヨメナは、星まつり会場から290号に出るまでの途中の道端で見かけたものです。 この個体は、毎年きれいな薄紫の花をたくさん付けています。 | |||||||||
ヤマブドウ ヤマブドウ :ブドウ目・ブドウ科・ノブドウ属 只見線の越後須原駅近くの駐車場で見かけたものです。 線路わきの法面から、駐車場の方に伸び出してきたものです。 葉が緑色から淡紅色まで、実にきれいなグラデーションになっています。 ヤマブドウの新葉は淡紅色のクモ毛がありますが、徐々に取れて表面は緑色になります。 人の手が入らなかったので、その変化がそのまま残った結果のようです。 ちなみに、秋には紅葉するので、紅葉したヤマブドウもきれいですよ。 |
栃尾 道の駅、290号線沿い、鶴岡市立加茂水族館、会場周辺で見かけたものです。
特に珍しいものはありませんが、主なものを以下に掲載します。 なお、これら昆虫の詳細な情報に関しては、こちらをご覧ください。 アブラゼミ アブラゼミ :カメムシ目・ヨコバイ亜目・セミ上科・セミ科・セミ亜科・アブラゼミ族・アブラゼミ属 この日は、ニイニイゼミとヒグラシの鳴き声しか聞きませんでした。 そのため、テントに這い登って脱皮を始めたのも、ヒグラシだろうと思っていました。 しかし、翅が大きく伸びた頃、翅にうっすらと模様が見え始め、アブラゼミと分かりました。 テントの裏側に入り込んで脱皮したものもいたようで、中に2匹いたそうです。 この日だけで、脱皮を確認したのは5匹です。一斉に脱皮が始まったのでしょうか。 | |||||||||
ニイニイゼミ ヒグラシ シダヨコバイ .
カメムシ目の昆虫3種です。セミもヨコバイもカメムシ目の仲間です。 ニイニイゼミは翅が保護色になっているので、鳴いているのはわかっても、見つけるのは大変。 抜け殻はそこいらじゅうで見つかるのですが、鳴いているオスを見つけたのはこの1匹だけでした。 ヒグラシも翅が透明で、体が保護色になっているので、見つけにくいセミです。 | |||||||||
ミヤマカミキリ センノカミキリ スジクワガタ .
カミキリムシ2種と小型のクワガタです。 カミキリ2種は、只見線の越後須原駅近くの駐車場でトイレに行ったとき、見つけたものです。 トイレの灯火に惹かれてやって来ていたようで、他にも小昆虫とそれ目当てのアマガエルが居ました。 ミヤマカミキリは、見た感じからクワカミキリかと思ったのですが、胸部の感じが異なります。 後で調べて本種と分かりましたが、シロスジカミキリに匹敵する大きさで、初めて見たカミキリです。 センノカミキリも初めて見たカミキリで、似たものが多いので、同定に手間取りました。 長い触角と前翅の2本の黒い帯模様を手掛かりに探して、本種にたどり着きました。 スジクワガタは、胎内星まつり会場奥の林縁で、樹液の出ている樹の割れ目に頭を突っ込んでいました。 最初見たとき、その大きさからコクワガタのメスかと思っていました。 ただ、前翅の筋模様が気になり、調べると小型の本種オスと分かりました。 写真では、頭部を割れ目に突っ込んで大アゴが見えませんが、小さいながらも大アゴがありました。 | |||||||||
ゲンジボタル キマワリ キアシルリツツハムシ
胎内星まつり会場のテントサイトで見つかったゲンジボタルです。 このような場所で出会えるとは思ってもいなかったので、少々感激してしまいました。 ただ、関東の平地では6月初旬が発生時期で、それからするとずいぶんと遅い発生です。 キマワリは、胎内星まつり会場奥の林縁で、スジクワガタの近くで見つけました。 スジクワガタ同様に、前翅に筋模様がありますが、脚が細長く、頭部も小さいです。 キアシルリツツハムシは奥の芝生広場の近くで見かけたものでのす。 小さな昆虫ですが、コバルトブルーで金属光沢のある体色が目を引きます。 | |||||||||
アカウシアブ シオヤアブ ミヤマアカネ
アカウシアブは、最終日、会場を後にしようと車に戻ると、周りをブンブンと飛び回っていました。 車のボディに止まった所を撮ったのですが、直射日光が当たっていたので、露出オーバー。 後で、調整を行ったのですが、もう少し赤みがあったように思います。が、調整はこれが限界でした。 シオヤアブは、芝生広場奥の池の畔で見かけたものです。イトトンボをとらえていました。 体色が褐色に変色していますが、おそらく、ここにたくさんいるオオアオイトトンボだと思います。 ミヤマアカネも池の畔で見かけたものです。体色が黄褐色なので、未熟な個体のようです。 |