開催日 | : | 2016/8/26(金)〜8/28(日) |
開催地 | : |
新潟県胎内市胎内平(星まつり会場) 新潟県胎内市夏井1251-7 胎内自然天文館 |
星まつり会場の周囲には、期間中のみテント設営が許可されます。
「亀田星っ子クラブ」の皆さんは、星まつり会場下の道路脇の林内にテントを設営されていました。 その奥の方の場所を借りて、テントを設営させていただきました。 道路左側、木立の下で道路側の白い垂れ幕の所が、「亀田星っ子クラブ」のテントサイトです。 今年は、「亀田星っ子クラブ」が星まつりに参加し始めて、20年になるそうです。 話は変わりますが、例年、「亀田星っ子クラブ」のテントサイトには、日本酒などが集まってきます。 集まり始めたのは、亀田星っ子クラブが越乃寒梅と久保田の飲み比べを企画したのが切っ掛けです。 今年も各地から持ち寄られた日本酒などを、いろいろと飲み比べながら、お酒談議などで盛り上がりました。 初日に集まっていた日本酒です。今年の目玉は、越乃寒梅の純米吟醸「無垢」でした。 「亀田星っ子クラブ」のメンバーの方が、春に花見をした際、隣が蔵元の杜氏さんたちだったそうです。 その杜氏さんたちが、引き上げる際に残ったお酒を下さったそうなのですが、それが無垢だったとのこと。 新潟でも入手が難しいそうで、なじみの酒屋さんに無理言って入手されたそうです。 もう1つが、「甕覗/萬寿鏡」でした。左端の甕(かめ)に入っているのがそうです。 後、どれくらい残っているかと甕を覗くしぐさから、「甕覗」の名が付いたとか。 これらとは比べ物になりませんが、NECの「愛酊で笑呼」[非売品](右端)を試飲いただきました。 「NEC田んぼ作りPJ」で収穫された「日本晴」を白菊酒造さんで醸造したものです。 毎年、この「亀田星っ子クラブ」にはNHKの取材があり、今年は、私もインタビューを受けました。 カットされていなければ、翌朝のローカルニュースで放送されていると思いますが、未確認です。 また、今年も歌手の「中村悦子」さんが来られて、新曲「真田街道みちしるべ」などを熱唱されました。 この時には、「亀田星っ子クラブ」のテントサイトには、数十人が集まっていました。 |
2日目、さらに何本か増えて、都合、14本の日本酒が集まりました。 今年は、度数が19とか20の原酒が何本か集まりました。これらは酒豪には人気でした。 一方、比較的フルーティなお酒もあり、これらはお酒に強くない女性陣には好評でした。 |
さて、お酒の話はこれくらいにして、星まつりのイベントの1つである、モデルロケットの打ち上げです。
毎年、行われているのですが、なかなか参加する機会がなかったのですが、今年は途中から参加できました。 小学生の頃、カプセルに固形燃料を入れて点火し、その燃焼ガスを推進力にする玩具がありました。 それをより強力にしたロケットモータを使ったモデルロケットの打ち上げです。 |
毎年、胎内へは、前日に出て、赤城高原SAで仮眠しています。
いつも通り、夜中に着き、翌朝、谷川岳PAへ朝食を取るために向かいます。 三峰山 出発前、よく晴れていたので裏庭に回り、眺望を楽しんできました。 天気は良いのですが、靄(もや)が多く、谷川岳(1977m)や武尊山(2158m)は全く見えませんでした。 かろうじて、手前の方にある三峰山(1123m)が、左端の方に見えています。 谷川岳PAに付くと、昨年の改修工事が完了し、売店や食堂は見違えるほど立派になっていました。 朝食にモツ煮定食を食べた後、少し腹ごなしのため、パーキングエリアの端の方まで歩いてきました。 上の写真は仏岩方向を撮ったものですが、ススキが立派な穂を出し、すでに秋の佇まいを見せていました。 戻って、胎内でのコーヒー用に谷川岳の湧水をタンクに詰め、まずは栃尾の道の駅を目指して出発です。 小出ICで高速を降り、只見線に沿って北上する際、一休みした越後須原駅の手前での写真です。 破間川の崖沿いの鉄橋を列車が通る所を撮りたかったのですが、今年もタイミングが合いませんでした。 1日に4往復しか走っていませんので、時間に余裕がないとタイミングを合わせるのは難しいです。 いつものように栃尾の道の駅で、揚げたての熱々「油揚げ」をネギと鰹節、醤油でいただきました。 その後、近くの新鮮な野菜を売っている「すがばたけ」で、野菜類を調達しました。 例年、置いてあるマクワウリが、今年は不作のようでありません。 代わりに、いろいろなナスがあったので、何種類か買っていくことにしました。 新発田に近づくと、例年よりイネの色付きが早いように感じました。 事実、今まで見たことがなかった収穫風景を所々で見かけました。 後で聞いた所、コシヒカリはいつも通りだけど、早生の色付きが少し早い様だとのことでした。 |
今年も皮肉なことに、青空が広がる良い天気になり、撤収は苦労する事もなく、すんなりと完了。
いつものように、最後のオークションを見て、お昼過ぎに会場を出発し、帰路に就きました。 会場を後にしてすぐの所にある、谷筋に作られた棚田です。 この辺りは、昼と夜の寒暖差が大きいため、魚沼同様においしいお米が取れるそうです。 新発田市街を迂回するために、農村内の生活道路を通りますが、米所だけに広大な水田が続きます。 2枚の写真を接いでありますが、それでも収まりきれません。 今年も稲穂が首を垂れ、見た感じでは、出来は良さそうに見えます。 この辺りにも温暖化の影響で、カメムシが発生するようになり、米に褐色斑が出る被害が増えているそうです。 いつものように、「出湯うるおいの里」に立ち寄り、一汗流し、さっぱりして出発です。 栃尾の道の駅に付いたのは17:50、まだ、店じまい前でした。 熱々の油揚げをと思ったのですが、既に閉店していました。聞くと売り切れて早仕舞したとのこと。残念。 仕方なく、レストランで蕎麦をいただいたのですが、こちらもぎりぎりセーフで、ラストオーダーでした。 なお、蕎麦は腰のある、おいしい蕎麦でしたが、かきあげは並みでした。もう一工夫ほしい所です。 小出ICに着いたのは18:50、日も暮れて、うす暗くなってきました。 谷川岳PAに付いた頃には、すっかり日も暮れて、街路灯が点灯し始めていました。 ここで、晩飯としてモツ煮定食を食べ、湧水をタンクに詰めて、PAを後にしました。 しばらく走ると雨が降り始めました。六日町IC辺りからは霧が出てきました。 赤城高原SAに着いた時には濃霧で、かなり視界が悪化していましたので、仮眠する事にしました。 翌朝、眼が覚めた時も濃霧は晴れておらず、相変わらず視界はあまり良くありません。 あきらめて6時前に出発。伊香保IC辺りで濃霧は晴れ、小雨に変わりました。 国道16号経由で自宅に付いたのは、お昼前でした。 |
赤城高原SA、谷川岳PA、290号線沿いと、会場周辺で見かけたものです。
特に珍しいものはありませんが、主なものを以下に掲載します。 なお、これらの野草などの詳細な情報に関しては、こちらをご覧ください。 ミズオオバコ オヒルムシロ(浮葉) オヒルムシロ(沈水葉)
田んぼの写真を撮りに車を降りた時、足元の用水路で見かけました。 子供の頃には、そこいら中で見られた水草ですが、最近は見た記憶がありません。 そのため、これらを見た時、すごく新鮮に感じました。 ミズオオバコは沈水葉のみで、流れがあるので葉の形は細長くなっていました。 オヒルムシロは、沈水葉と浮葉で、その形が全く異なる変わった水草です。 沈水葉は幅数oの線形で、長さは数十pになり、浮葉は長さ10cm前後の長楕円形です。 中央の写真で、上側の浮葉の右手に細い沈水葉が見えていますが、両方の葉を同時に付けます。 | |||||||||
ヌルデ(花) ヌルデ ヌルデ(若い果実) ヌルデ:ムクロジ目・ウルシ科・ヌルデ属 ヌルデは、日本全国で見られる落葉高木で、谷川岳PAを初め、290号線沿いなどでも見られました。 ウルシの仲間ですので、かぶれ難いとはいえ、かぶれる方も居ますので、むやみに近づかない方が良いようです。 秋には、ウルシ同様、見事な紅葉を見せてくれますが、この時期は、まだ、花の季節でした。 ヌルデは雌雄異株で、上記の写真は全て雌株(雌花)です。花は5花弁の白花で、赤い子房が目に付きます。 花後、この赤い子房は急速に大きくなっていきます。右端の写真で、その成長の速さが分かると思います。 | |||||||||
ヌルデ(花附子) ヌルデ(木附子) ヌルデ(木附子) このヌルデには、ヌルデシロアブラムシが寄生すると、大きな虫えい(虫こぶ)が出来ます。 この虫えいにはタンニンが豊富に含まれており、皮なめしに用いられたり、黒色染料の原料になるそうです。 生薬として五倍子(ごばいし)あるいは附子(ふし)と呼ばれ、薬用や染料に利用されたそうです。 この五倍子は、出来る場所によって耳附子、花附子、木附子に分けられます。 花附子は、アントシアニンで真っ赤に色づいています。木附子はそこまでにはならないようです。 ※ 猛毒のトリカブトの根も同じ「附子」と呼ばれますが、全くの別物です。 | |||||||||
クズ ヤマハギ ヤブハギ
マメ科の花、3種です。花の形や色などは似ていますが、大きさなどは全く異なります。 クズが最も大きくて20o程、ヤマハギは半分の10o程、ヤブハギは最も小さく、5o以下です。 | |||||||||
シモツケ ツリガネニンジン オトギリソウ
色のきれいな花3種です。シモツケは落葉低木ですが、他は多年草です。 | |||||||||
アカスジキンカメムシ キバラヘリカメムシ(幼生) ベッコウハゴロモ
カメムシ目の昆虫3種です。アカスジキンカメムシは、日本で最も美しいカメムシの一つです。 キバラヘリカメムシの幼生は、黒がはっきりしてメリハリのある色合いですが、成虫は下記のように背面は地味です。 <2016/9/4 忍野八海にて撮影> ベッコウハゴロモの幼生は、体色は成虫と同じですが、尾端の黄色い毛束をクジャクの羽のように広げています。 | |||||||||
コミスジ ハグロトンボ オオハキリバチ
コミスジは、翅を開いて止まることが多く、その際、翅に3本の白い帯模様が現れます。 これがミスジチョウ属の和名の由来で、パタパタはばたき、スーと滑空を繰り返す独特な飛び方をします。 ハグロトンボは、全身真っ黒(オスの腹部は金属色)なカワトンボの仲間で、パタパタと羽ばたくように飛びます。 ただ、このときは、オス3匹が縄張り争いをしていて、かなり激しく飛び交っていました。 オオハキリバチは、ハキリバチ類では2番目、琉球列島の除けば最大種となる大型のハナバチです。 葉を切り取って巣を作ることが、和名ハキリバチの由来ですが、本種は葉ではなく、松脂で巣を作ります。 それが、ヤニハナバチ属とヤニが付いている理由です。 |