今回の月食では、本影のかなり内側を通ったため、月面はなかり暗かったです。
写真では食の最大時は全面が橙赤色で、肉眼ではぼんやりとした薄い灰褐色に見えました。
中央が食分が最大の頃の月になります。大変暗いので、露出はISO1600/10sec.としています。
ここまで露出して、やっと月食の時に見える月のイメージに近い写真になりました。
皆既月食の最初の画像はISO1600/4sec.で、最後の画像はISO1600/8sec.です。
途中から露出時間を変更するのを忘れていた結果ですが、明るさが異なってしまいました。
撮影場所の関係で、部分食の最初の方は撮影できていません。
下段右端が部分食がほぼ終了した頃の写真です。
半影食の月
部分食終了時、肉眼では普通の満月のように見えますが、まだ、写真では一部が薄暗く写っています。
これは本影と半影の境界が曖昧で、急激に変化するのではなく、徐々に変化しているためです。
上記は、その後の半影食を撮影したものですが、右端の写真では少し暗い程度までになっています。
これ以降は写真で撮ってもはっきりとは分からなくなりますので、今回の撮影は終了しました。