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中秋の名月/十三夜の月
<2024/9/17,10/15>



今年の中秋の名月は9/17で、関西のこの辺りは晴れて月見ができると、ニュースで流れていました。
何度も流れていたので、どうかな〜と外を見ると、スカッと晴れて月が良く見えていました。
といっても、月を望遠鏡で見ても、いつもと変わるわけではないので、星景写真を撮りました。
50oで撮ってみたものの、中途半端で、あまり面白みがありません。
広角にすればと28oで撮ると、今度は月が小さ過ぎて、月の写真だと分かりません。
眼で見ているときは、周りの状況を把握しつつ月を見るので、月見になるのでしょうね。

後日、ふと思いついて、今年作った三脚の使い勝手を確かめる意味で月を撮ることにしました。
そして、その月を星景写真にいろいろな倍率で合成することにしたのです。
お月見のときの月のイメージが、どの倍率の写真のイメージと合うのか、確認してみました。

自宅に帰った頃に十三夜の月となり、この日も良く晴れていたので望遠鏡で撮影しました。
中秋の名月同様、月をアップで撮ってもあまり意味はないのですが、比較の意味で撮りました。
その後実家に戻った後、夕方近くに白昼の月が良く見えていました。
ブレを覚悟で、300mmのズームを手持ちにして、撮影してみました。
それが以外に良く撮れていて、クレーターなどもしっかりと捉えていました。



中秋の名月 <2024/9/17>
撮影地:兵庫県高砂市


2024/9/17 20:57             2024/9/17 21:06
   [50mm,F8,ISO1600,1s]       [28mm,F5.6,ISO1600,1/15s,flash]
実家の庭で、50oと28mmで撮ったものですが、月に露出を合わせると周りが真っ暗に、
周りの景色もそこそこに写る露出だと、月がハレーションを起こして滲んでしまいます。
また、50mmだと手前の景色が大きくなり過ぎて、中途半端です。
また、普通に撮影すると景色が黒つぶれしてしまい、露出を伸ばすと空が白飛びします。
そこで、28mmに変更し、フラッシュを強制発光させて周りを写し込んだのが右写真です。
しかし、これだと月の大きさが半分ほどになって、月かどうかが良く分からなくなりました。
地平線上に顔を出した月を数百mmの望遠で写さないと、月見のイメージにはならないみたいです。
ススキの野原に行って、遠くのススキと月を300〜500oの望遠で撮れば良い感じになるかも。
実家の近くには、それに適した場所がないので、来年までに場所探しをしようと思っています。


2024/9/20
胎内星まつりなどで買い集めたパーツを組上げた三脚と、経緯台式の望遠鏡です。
鏡筒は、以前から使っているビクセン製のViper MC90L(D90mm f1200mm)マクストフです。
三脚と三脚台座は、どちらも挟み込むタイプなので、間に木のパーツを入れています。
有り合わせの材料で作ったフラフラ三脚と違い、かなりがっしりとした三脚に仕上がりました。


2024/9/19 23:50 [MC90L直焦点F13.3,ISO1600,1/320]
MC90Lは、直焦点撮影できるように改造してあるので、カメラを付けて撮影できます。
なお、焦点距離は1200oもあるので、手持ちではブレが出るので、タイマーを使いました。
中秋の名月は月齢14.4、昨日が満月で、今日の月齢16.4。欠け方が逆ですが、明るさはほぼ同じ。
この月の写真を、いろいろな倍率で28mmで撮った写真に合成してみることにしました。


<合成1>                <合成2>

<合成3>                <合成4>
<合成1>は、50oで撮影した月とほぼ同サイズで、普通に撮った写真と大差ありません。
<合成2>は、合成1の倍くらいの大きさで、まだ、それほど違和感はないと思います。
<合成3>は、さらに倍くらいの大きさで、ここまで大きくするとさすがに違和感があります。
<合成4>は、さらに倍の大きさで、ここまでくると漫画チックになってきますね。
写真的には<合成2>くらいが限界でしょうか。これを見て合成だと思う人は多くない気がします。
ただ、肉眼的なイメージは、<合成3>くらいの大きさに感じるのではないでしょうか。
<合成4>は論外でしょうね。イラストのお月見の絵のようです。
ただ、年々、月は地球から遠ざかっていますので、45億年前には今の1/20の距離だったそうです。
地球が誕生した頃なので、当然、それを見た人はいませんが、こんな風に見えるかもしれませんね。



十三夜の月 <2024/10/15>
撮影地:神奈川県相模原市


2024/10/15 22:20 [MC90L直焦点F13.3,ISO4000,1/640]
中秋の名月と同じ機材を使って撮った十三夜の月(月齢12.7)です。



おまけ


2024/9/19 23:50 中秋の名月2日後16.4    2024/10/15 22:20 十三夜の月12.7 .
前述の写真を並べたものですが、満月の前後になるので、月の欠けている所が逆になっています。
中秋の名月は月齢14.4と満月前なので、本来は十三夜の月と同じ欠け方なので、よく似ているはずです。
さて、並べてみれば一目瞭然で、望遠鏡で撮ったら中秋も十三夜も、普段見る月と何ら変わりませんよね。
やはり、周りの何を前景にして撮るかが重要で、秋を連想させるような前景が良いと思います。
パッと思いつくのはススキなのですが、どこかに良い場所があれば良いのですが。


2024/11/11 16:23 [TAMRON SP70-300mm F4.5-5.6 Di VC USD/300,ISO1600,1/800,+1step]
この日の夕方、ふと見上げると白昼の月が良く見えていました。
たまたま持っていたズームレンズを300mmにして、ブレ覚悟で手持ちで撮影してみました。
それをほぼ同じ大きさに拡大したのが上記の写真ですが、クレーターまで良く写ってくれました。


   MC90L直焦点1200mm           TAMRON SP70-300mm/300mm
上記はトリミング前のオリジナル画像です。焦点距離が4倍違いますので、画像も4倍の差があります。
そのため、元々の解像度が違いますので、先鋭さは劣りますが、想像以上に良く写ってくれました。