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TAINAI STAR PARTY 胎内星まつり 2015

開催日 2015/8/21(金)〜8/23(日)
開催地 新潟県胎内市胎内平(星まつり会場
新潟県胎内市夏井1251-7 胎内自然天文館



昨年は、不本意ながら胎内星まつりに参加できなかったのですが、今年は参加してきました。
ただ、昨年同様、雨模様の星まつりとなってしまいました。
出発前から雨模様でしたが、新潟県内に入っても、降ったりやんだりが続き、着いた時は小雨が降っていました。
今年も「亀田星っ子クラブ」の方々に、駐車場所やテントの設営場所をお借りしました。
小雨の中、タープとテントを設営しましたが、雨は一向にやむ気配なく、夜は更けていきました。
仕方なく、夜はいつものように「亀田星っ子クラブ」の方々の用意されたもの、持ち寄られたもので、お酒談議です。

2日目も、朝から雨模様でしたが、夜には雨が上がるとの予報。
しかし、夜になってもすっきりしない空模様で、時たま、星空は現れますが、長続きしません。
といことで、2日目も集まった日本酒を前に、いろいろと訪れる方々とお酒談議が続きました。
今日もこれでお終いかと片付けを始めた頃、空が晴れ始めました。
望遠鏡を出している時間がもったいないので、双眼鏡を出してきての星空観望となりました。
久しぶりに見る天の川を堪能し、二重星団などを見ている内に、雲が広がり、30分ほどで終了となりました。
その後は、また、小雨が降り始めてしまい、諦めて就寝となりました。

3日目は、明け方には雨は上がっていましたが、すっきりと晴れてはいませんでした。
ただ、その後、雲が切れ、太陽が顔を出して、晴れてきました。
今日は夜も期待できるようですが、残念ながら撤収日。お昼には、帰宅の途に就かねばなりません。
1日ずれてくれていればと、後ろ髪を引かれる思いで、胎内を後にしました。
今年も、「亀田星っ子クラブ」の方々のお世話になりました。
おいしいお漬物やコーヒー、お酒をいただき、ごちそうさまでした。

いつものように、五頭温泉郷の出湯で汗を流し、栃尾で油揚げを食べ、谷川岳PAでモツ煮定食を食べました。
ただ、さすがに疲れが出て、赤城を過ぎた辺りでやばくなってきました。
そのため駒寄PAに入り、ちょっと仮眠のつもりが、気が付くと1時間以上寝てしまいました。
そのため、到着が翌日の0時45分頃になってしまいました。
ちょうど、その頃、「相模総合補給廠」で爆発があったとのこと。
ほんの15分ほど前、車で近くを走っていたのですが、出発が少し遅れていたら現場に居合せたかも。
中国の爆発事故を思い出して、冷や汗が出ましたが、外部に影響はなかったようですね。



星まつり会場にて(2015/8/22)
胎内への往路の様子(2015/8/21)
胎内からの帰路の様子(2015/8/23)
今年見かけた野草

星まつり会場にて(2015/8/22)


星まつり会場の周囲には、期間中のみテント設営が許可されます。
「亀田星っ子クラブ」の皆さんが、いつもテント設営されていた場所は、昨年から駐車場に変更となっていました。
展示場所に飲食可能な店舗を設定したため、駐車場所が減り、その駐車用になったようです。
そのため、道路脇の林内にテントを設営されていましたので、その近くをお借りしました。



道路左側、木立の下で道路側に白い垂れ幕が見えているのが、「亀田星っ子クラブ」のテントサイトです。
私がテントを設営したのは、画面左側の林内で、写真には入っていません。



上の写真は、芝生広場とその隣の林内に設営されているテント群です。
今年も、思い思いの場所にテントを張って、星空を楽しもうという方々がたくさんいました。





お昼頃の出展ブースの様子です。空は厚い雲に覆われ、今にも雨が降り出しそう。
雨が降ったりやんだりで、自慢の自作望遠鏡やデモ用望遠鏡もシートが外せません。
お昼とはいえ、人出もまばらです。夕方、もっと人は増えますが、それでもちょっと少ないですね。



話は変わりますが、例年、「亀田星っ子クラブ」のテントサイトに持ち寄られる日本酒などです。
今年も各地から持ち寄られた日本酒などを、いろいろと飲み比べながら、お酒談議などで盛り上がりました。
定番の越乃寒梅に加え、三春駒、久保田生原酒(この時期には入手難とのこと)、景虎の梅酒など、など。
今年は、日本酒の梅酒が話題でした。会場の酒屋でも、景虎、越乃梅里ともう1種類が販売されていました。
私は、いつも神奈川県内の酒蔵、久保田酒造さんで仕入れていくのですが、ここにも梅酒が置いてありました。
日本酒の梅酒は、以前からあるそうですが、今年はちょっとしたブームなんですかね。


胎内への往路の様子(2015/8/21)


毎年、胎内へは、前日に出て、赤城高原SAで仮眠しています。
いつも通り、夜中に着き、翌朝、谷川岳PAへ朝食を取るために向かいます。
谷川岳PAに付くと、改修工事中でいつもの売店や食堂がなく、仮設の売店しかありません。
良く見ると、仮設売店の奥に移動販売車が止まっており、そこでモツ煮が売られていました。
朝食にモツ煮定食を食べ、仮設の給水所で谷川岳の湧水をタンクに詰めて出発です。



谷川岳PAから仏岩方向を撮ったものです。
この日は、山肌から雲が湧き、空にも雲がべったりと張り付いていました。
ススキが穂を伸ばし始めており、天気が良ければ秋の訪れを感じさせてくれたと思うのですが、ちょっと残念。



小出で高速を降り、只見線に沿って北上します。左は、越後須原駅の手前で一休みしたときの写真です。
横を流れる破間川の崖沿いの鉄橋です。ここを列車が通っていれば、良い写真になると思います。
右の写真は、越後須原駅を出ていくディーゼル車です。後数分後には、先ほどの場所を通ります。
車で戻っても追いつけないので諦めましたが、来年は時間を合わせて撮影にトライしたいと思います。
後で、時刻表を調べてみると、1日に4往復しか走っていません。時間的には、このタイミングしかないようです。

いつものように栃尾の道の駅で、揚げたての熱々「油揚げ」をネギと鰹節、醤油でいただきました。
近くの新鮮な野菜を売っている所で、今年もまくわ瓜と野菜類を調達しました。

今年も、新発田に近づくと、雨がしとしとと降り始めてしまい、直ぐに止む気配はありません。
会場に到着したときも、しとしとと雨は降り続いており、止む気配は一向にありません。
雨のなか「亀田星っ子クラブ」の方に場所をお借りし、テントを設営。
寝る場所を確保して、「亀田星っ子クラブ」の面々に交じって、夜を待ちました。
が、やはり晴れることはなく、雨の中、1日目が過ぎました。


胎内からの帰路の様子(2015/8/23)


いつものように、最後のオークションを見て、テント、タープを撤収しました。
皮肉なことに、今年も青空が広がる良い天気になり、撤収は苦労する事もなく、すんなりと完了。
お昼過ぎに会場を出発し、帰路は来た道を逆にたどります。



この辺りは、米どころだけに広大な水田が続きます。
今年も稲穂が首を垂れ、収穫もそう遠くなさそうです。
今年の出来はどうなのでしょうか。見た感じでは、出来は良さそうに見えます。

いつものように、「出湯うるおいの里」に立ち寄り、一汗流し、さっぱりして出発です。
帰りに野菜をと思ったのですが、栃尾に付いた時には4時を過ぎていたので買えませんでした。
道の駅の方は、まだ、店じまい前でしたので、熱々の油揚げをいただき、小出までもどりました。



高速に乗る頃には、日も暮れて、うす暗くなってきました。
谷川岳PAに付いた頃には、すっかり日も暮れて、街路灯が点灯し始めていました。
ここで、晩飯としてモツ煮定食を食べ、湧水をタンクに詰めて、PAを後にしました。
赤城高原SAで休息を取り、最後の一頑張りと出発したものの、途中で睡魔に襲われ、駒寄PAで休憩。
ちょっと仮眠のつもりが、気が付くと1時間以上眠り込んでいました。

そのため、川越で高速を降り、16号経由で自宅に付いたのは、日の変わった0時45分頃でした。
翌日のニュースで、自宅に付いた頃、「相模総合補給廠」で爆発があったことを知りました。
爆発の15分ほど前、車で近くを走っていたのですが、少し遅れていたら現場に居合せたかも。
中国の爆発事故を思い出して、冷や汗が出ましたが、外部に影響はなかったようですね。


今年見かけた野草


主に、小出と胎内の間の290号線と、会場周辺で見かけた野草です。
特に珍しいものはありませんが、主なものを以下に掲載します。
なお、これらの野草の詳細な情報に関しては、こちらをご覧ください。

   
 ハナハマセンブリ         オトギリソウ       オトギリソウ(拡大)
2015/8/21
谷川岳PAで朝食を取った時、近くで見かけた野草です。
ピンクの花のハナハマセンブリは、花の付き方がなんとなくリンドウに似ています。
調べてみると、やはりリンドウ科の植物でした。
1988年に最初の報告があった、比較的新しい帰化植物です。
なお、通常は5花弁の花なのですが、写真のものは花弁が6枚あります。
一方、黄色いオトギリソウは在来種で、1日花です。
ちょっと見ずらいですが、花弁に汚れのような黒い線が見られます。

   
ボタンヅル            クズ             ヤブツルアズキ
2015/8/21
高速を小出で降りて、只見線沿いに進んでいる際、越後須原駅近くで見かけた野草です。
ボタンヅルの花は、花弁はなく、花弁のように見えるのは4枚の白い萼片です。
あまりしげしげと見たことがなかったのですが、クズの花はエンジ色でインパクトのある色合いです。
黄色い花は、ヤブツルアズキの花で、小豆の花とそっくりです。

 
ナツズイセン            サワギキョウ
2015/8/21
上条で290号線に入って、栃尾に着くまでの山中で見かけました。
ナツズイセンは、道路脇で大きな茎を伸ばして、咲き誇っていました。
他に花はなかったので、草原の中では非常に目立つ存在でした。
サワギキョウも道路脇で見かけたものですが、目立つ色ではないので、見落とす所でした。

 
サジガンクビソウ        オヤマボクチ  .
2015/8/22
会場近くのテントサイト近くで見かけました。
サジガンクビソウは緑白色の筒状花のみの花なので、元々、目立つ花ではありません。
時期的にちょっと遅いようで、見かけたものは全て花後のようで、緑色をしています。
一方、オヤマボクチは時期が早く、まだ、ツボミの状態でした。
開花すると、淡紫色の花なのですが、まだ、緑色のイガグリのような状態です。
おそらく、開花するまでには1ヶ月程はかかるのではないでしょうか。

   
シラヤマギク          カントウヨメナ           カントウヨメナ
2015/8/22           2015/8/23            2015/8/23
会場近くで見かけたキク科の花、2種です。
シラヤマギクは、名前の通り白い舌状花を持つ花ですが、舌状花の数は少なめで、数も一定しません。
カントウヨメナは、名前の通り関東以北に分布する野草です。
舌状花の色は、白から淡紫色まで変化があり、右端のものはノコンギクに近い色合いです。
しかし、ノコンギクは葉がゴワゴワ、ザラザラし、花芯の黄色い部分が小さいので区別できます。

   
  コバギボウシ            オモダカ           ミゾカクシ
2015/8/23
胎内からの帰路、新発田の田園地帯の湿地や田んぼの畦で見かけた野草です。
コバギボウシは、放棄された田んぼが湿地となった所で数株見かけました。
オモダカとミゾカクシは、田んぼの畦で見かけたものです。
コバギボウシとミゾカクシは淡紫色の花で、オモダカは純白の花です。
なお、オモダカの花穂は、基部に雌花、先の方に雄花が付きます。


コケオトギリ        シカクイ         ホタルイ .
2015/8/23
胎内からの帰路、加茂市近くの山中の湿地で見かけた野草です。
この場所でいつも休息を取るのですが、駐車場脇の湿地で紅葉している野草が気になっていました。
しかし、時期的に花がなく、種類の特定ができずにいました。それがやっとわかったのです。
オトギリソウ属のコケオトギリです。説明にも、秋には葉が紅葉すると記述されています。
ただ、今は8月の下旬なので、ちょっと早すぎる気もしますが、この辺りでは早いのでしょう。
湿地に群生しており、遠目にも一面赤く見えるので良く目立ちます。
その同じ湿地に自生しているのが、シカクイとホタルイです。
両方ともカヤツリグサ科ですが、属が異なります。
シカクイは、稈の断面が四角で、その先に1つの小穂を付けます。
ホタルイは、稈の断面は円形で、その先に数個の小穂を付けます。
その小穂の下部から苞が真っ直ぐに伸びているので、稈の途中に小穂が付いているように見えます。