開催日 | : | 2013/8/2(金)〜8/4(日) |
開催地 | : | 長野県諏訪郡原村17217番地1613 八ヶ岳自然文化園 |
星まつり会場の一部に作られる観望エリアの様子です。 毎年、自慢の愛機を持ち込んで、見に来てくださる方に開放しています。 多くは、自作機か、市販品に手を加えたものです。 かなりの個性派が多く、びっくりするような機材も見られます。 機材の詳細に関しては、ちゃっきりさんのウェブサイトを参照ください。 |
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今年も出現したかつさんの痛スコ! Ninja400に等身大の初音ミクです。
奥様のすずさんがデザインされているそうですが、レースの模様まで手抜きなし。流石です。 デザインも大変だと思いますが、微妙にテーパの付いたNinjaに張り付けるのも大変だったようです。 皺にならないようにドライヤーで温め、伸ばしながら張られたそうです。 今年も、すずさんデザインの原村星まつりステッカー いただいてきました。 |
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右側のダークグリーンのVixen製 VC200L。これが私の愛機です。
収納箱を自作したこと以外は、ほとんど、手を入れていません。 鏡筒に張られているのは、星空川柳でいただいた千社札とすずさんの原村星まつりのステッカーです。 40cm、50cmの大型ドブソニアンが並ぶ中では、かわいい存在です。 |
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Ninja500のお見合いです。写野に収まりきれず、片方のお尻が切れてしまいました。 |
八ヶ岳自然文化園は、文字通り、自然の中にあります。
普段は、キャンプなどできないのですが、星まつり期間中は、特別に許可が出ます。 私も、毎年、駐車場脇のちょっとした芝生のある広場にテントを張っています。 例年のバケツをひっくり返したような豪雨対策をして、テントを張っていますが、ここ数年は用無しです。 今年も、少し、ポツポツと来ただけで終わってしまいました。 そのため、蒸し暑い夜を過ごすこととなり、少し離れた所にある「もみの湯」で汗を流しています。 2013/8/2 19:22 2013/8/3 9:12 8/2 降りそうで降らず終いで夕方を迎え、暗くなり始めた頃、入道雲がわき上がったきました。 ただ、こちらには流れてこず、結局、視界を邪魔しただけでおわってしまいました。 この後、暗くなってからは観望会の方は盛況で、多くの方々に楽しんでいただけたようです。 その観望会の最中、前述の大火球が、この入道雲があった辺りを、ほぼ真横に流れました。 8/3 この日は、朝からパッとしない天気で、八ヶ岳の方もご覧のように雲の中でした。 結局、この日も雨はなく、雲が多いまま夜を迎え、観望もままならないまま終わってしまいました。 |
今年も文化園やその周辺で、散歩がてら花や昆虫の写真を撮ってきました。
今年は、見てみたいと思っていたエゾゼミや、写真でしか見たことがなかったオトシブミなどに合えました。 また、林の中で、今は盛りと花を付けているノリウツギを見つけ、そこに集う昆虫たちを撮りまくってきました。 ======= ノリウツギに集う昆虫たち =======
アオジョウカイ(Themus cyanipennis)、ハナカミキリに似ていますが、ジョウカイボン科の昆虫です。 草食のカミキリムシと異なり、肉食系の昆虫で、前翅が柔らかいのが特徴です。 成虫は、蜜や花粉を食べることもあるそうです。 |
ベニボタル(Lycostomus modestus)、ベニボタル科の昆虫で、名前の通りホタルの近縁種です。 ただし、近縁とはいっても発光はしません。 何となく、ハナカミキリに似てはいますが、押しつぶしたように扁平な体型です。 触角が大きく発達しており、オスメスによって櫛状や鋸状になります。 |
ヨツスジハナカミキリ(Leptura ochraceofasciata)、カミキリムシ科ハナカミキリ亜科の昆虫です。 黒地に黄色い4本の横縞が特徴のハナカミキリの仲間です。 林の中のノリウツギにかなり集まっていて、盛んに飛び回っていました。 それを撮りまくって、何とか飛翔中の姿を捕えることができました。 後ろ足を大きく上方に反り返らせた独特なポーズで飛翔するようです。 |
エグリトラカミキリ(Chlorophorus japonicus)とコガタスズメバチ(Vespa analis)です。 エグリトラカミキリは、昨年も見かけましたが、数は少ないようです。 コガタスズメバチは、ヨツスジハナカミキリを撮影しているとどこからともなく現れました。 ノリウツギの周りを飛び回っていたのですが、止まったと思ったら、アオジョウカイを捕えていました。 |
ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)とアオハナムグリ(Cetonia roelofsi)です。 このような色合いのコガネムシは見たことがないのですが、大きさや特徴からヒメコガネとしました。 ヒメコガネの幼虫は植物の根、成虫はいろいろな植物の葉を食害する害虫の代表格です。 体色は変異が多く、暗い赤銅色から、藍色、緑銅色など様々です。 アオハナムグリは、中型のハナムグリで、林の周りや草原の白い花でよく見かけます。 ハナムグリやコアオハナムグリほど毛深くなく、腹部側面などが紫銅色をしています。 写真は、逆光での撮影となったため、暗く沈んだ色合いですが、光が当たると鈍い光沢のあるきれいな緑色です。 |
======= その他の見かけた昆虫たち =======
アカハナカミキリ(Aredolpona succedanea)です。 ノリウツギの花では見かけませんでしたが、ボタンヅルのハナで見かけました。 胸部背面や上翅が赤茶色のハナカミキリで、比較的よく見かけるハナカミキリです。 |
オトシブミ(Apoderus jekelii)です。後頭部が円錐状で長いことからオスと分かります(メスはこの半分以下)。 オトシブミが総称になっていることから、ナミオトシブミとも呼ばれています。 オトシブミの中ではもっとも大型で、上翅が赤いためよく目立ちます。 私も、葉の上に赤いものが見えたので気が付きました。 オトシブミの名前は、葉をくるくると巻きあげた卵の入った巣(ゆりかご)に由来します。 江戸時代、他人にばれないよう手紙を分かるように落として、相手に渡した「落とし文」に巣が似ていることから。 |
エゾゼミ(Lyristes japonicus)のオスとメスです。 昨年まで、声はすれどもセミには合えず仕舞いでしたが、今年、やっと合えました。 最初にあったのはオスで、数mしかない低い木で鳴き始めたので、見つけることができました。 撮影後に気が付いたのですが、奥の方の翅がうまく伸びなかったようで、かなり歪んでいます。 そのため、うまく飛ぶことができず、低い木に止まっていたのかもしれません。 メスは、翌日、木の下の方に止まっていたのを見つけました。 このときは、録音機材を持っていなかったので、鳴き声を録音できませんでした。 胎内星まつりに行ったときに、エゾゼミの鳴き声を録音できましたので、参考に下記に掲載します。 <エゾゼミの鳴き声> |
オツネントンボ(Sympecma paedisca)とコンボウアメバチ(Habronyx insidiator)です。 オツネントンボは、林の中で見かけましたが、地味な色合いなので目立ちません。 秋に羽化して、未成熟なまま越冬して、翌春に成熟して産卵する。成虫で越冬する数少ないトンボです。 名前の「オツネン」は、漢字で書くと「越年」で、越冬する事に由来します。 なお、よく似たホソミオツネントンボとは、翅を閉じたとき前後の翅の縁紋が重ならないことで識別できます。 コンボウアメバチは、観望エリアの植栽の影を飛び回っていました。 頭部と胸部が黒く、触角、脚、腹部は明るい橙色で、腹部は丸いこん棒状です。 腹端や上面が一部黒くなっていますが、ほとんど黒色部がないものも居るようです。 クスサンの幼虫に産卵し、蛹になった後、蛹から羽化する寄生バチです。 |
シラホシヒメゾウムシ(Baris dispilata)です。 チダケサシの花にかなりの数が付いていました。 10mmに満たない小さなゾウムシですが、背中から見ると黒地に薄黄色の斑点が目立ちます。 横から見ると腹部の下面なども薄黄色で、ツートンカラーで塗り分けられた車のデザインみたいです。 |