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TAINAI STAR PARTY 胎内星まつり 2025

開催日 2025/8/22(金)〜8/24(日)
開催地 新潟県胎内市胎内平(星まつり会場
新潟県胎内市夏井1251-7 胎内自然天文館



昨年に引き続き、今年もリアル胎内星まつりに参加してきました。
2025/8/20
余裕を持って行きたいと思っていたので、前々日に自宅を出発しました。
翌朝に付けば良いと思っていたのですが、思いのほか順調で、道の駅R290とちおに着いたのは17:20。

<とちお名物 油揚げ>
とちお名物の油揚げの販売コーナー閉店ギリギリで、油揚げをゲット。
昨年買えなかった専用醤油の状況を聞くと、2l?の大きなボトルのみになったとの事。買えません。
思いのほか早いペースで来られたので、当日のの夕方には着いてしまいました。
夜、星が見えていたので、星空撮影でもしようと準備をしていると、遠くでゴロゴロと嫌な音。
だんだん近づいてきたので、準備した機材を急いで撤収。30分ほどで雷雨となりました。
撮影は諦めて早めに車中泊。夜半、3時過ぎだと思いますが、雨音で目が覚めました。
2025/8/21
朝には、すっかり雨も上がって、薄雲はあるものの暑い1日になりそうです。
早朝、会場の方から女性の声と犬の鳴き声が聞こえてきたので、行ってみました。
その女性、星まつりに参加するために、千葉の方から戻ってきたとの事。

<早朝の会場 何も置かれていません>
会場下の道路に戻ると、いつも合う藤野(神奈川県)の方も車を止めて荷下ろし中でした。
私同様、昨日写真を撮ろうとして、雷の音で諦めて撤収し、道の駅に行っていたとの事。
お昼前には、会場設営のためのテントや音響機器が運び込まれて、会場の設営が始まりました。
会場近くを散歩していると道端で何かを探している方がいました。
聞くと、今年は出るのが遅れていたヤマドリタケを探しているそう。そう、ポルチーニ茸です。
いくつか採取されていたので、それを見せていただきました。ゴルフ場の中にもあるかもとの事。
この後、車に戻って胎内高原ゴルフ倶楽部でゴルフを楽しむため、ゴルフ場へ。
ゴルフをするのも目的ですが、昼食とお風呂に入るのも目的。さっぱりして会場に戻りました。
ゴルフ場は手入れが行き届いていて見つけられませんでしたが、入り口横の斜面で見つけました。
見せていただいた物よりかない大きく、傷みの激しい老菌です。ヤマドリタケモドキのようです。
ヤマドリタケより柔らかく、香りも弱いようですが、ヨーロッパでは珍重されているそうです。
さて、会場に戻ると、いつもの元亀田星っ子クラブのメンバーの方と再会。で、さっそく乾杯。
まだ、テントは張れないので、今夜も車中泊です。
2025/8/22
お昼頃には会場の設営も最後の段階に入り、午後には売店や業者も到着していました。
その頃には、会場周辺の駐車スペースはほぼ埋まって、各自のテント設営も終わっていました。

<初日夕方の会場>
夕方には売店や業者も店開きを始め、会場にダースベーダー(501stリージョンという組織らしい)が。
開会セレモニーの前に、来場者が集まっての記念撮影が行われ、私も久しぶりに参加しました。
その場所にもダースベーダーの一団が現れ、多くの人が撮影していました。
19:30に開会セレモニーが始まり、胎内星まつり2025/42thの幕開けとなりました。

<芝生広場からの星空>
この日も、薄雲が時折流れますがそこそこの観望日和で、星空の撮影を行うことにしました。
機材の都合で、20秒の固定撮影を各2ショットヅずつ行い、後で合成しました。
上記右側は、カメラを動かしたのを忘れて合成してしまった失敗作ですが、幻想的な写真になりました。
2025/8/23
今日も雲はありますが、雨の心配はなさそうで、暑い1日となりそうです。

<早朝の会場>
まだ、業者の方々は来ていないようで、閉まっているところが大半でした。
昼間は暇なので、業者の所を周って掘り出し物を探したり、周辺を散策しました。
午後には、興味のあった「丹羽さんのPixinsight入門教室」に参加しました。
まだ、国内にPixinsightの代理店はないそうで、自分で海外から購入が必要だそうです。
夜は、昨日と同じような天気で、薄雲が流れてきますが、観望には支障がない状態でした。
例年、多くの方が集まってくるのですが、今年は月もないので観望に忙しいのか少ないです。
といっても、そこそこ人が集まり、にぎやかに夜が更けていきました。
2025/8/24
今日も雲はありますが、昨日同様に暑い1日となりそうです。
会場の方も、昨日中に撤収した業者の方もいて、少し寂しい状況でした。
私たちも、朝から撤収の準備を進め、8:30過ぎには片付けが終わって、記念撮影。
来年もまた会いましょうと挨拶して、三々五々、帰宅の途につきました。
私は、夕方に寄る所があるので、五頭の共同浴場「薬師の湯」で汗を流し、奥胎内に向かいました。

<ダム湖に射すエンジェルズ・ラダー>
奥胎内ヒュッテ近くを散策し、引き返す途中で見た、胎内川ダム湖に射すエンジェルズ・ラダーです。
明暗差が大きく、明るい部分が白飛びしていますが、肉眼では白飛びしている部分も良く見えていました。
胎内を後にしたのは18時過ぎになってしまい、途中にあったGSは全てクローズ。
燕三条市内に入って、閉店ギリギリのGSを見つけ、なんとかガソリンをチャージできました。
谷川岳PAに着いたのは23時過ぎ。流石に疲れてしまい、ここで仮眠することにしました。
トイレに行って、車に戻ろうと駐車場を歩いているとき、足元をもそもそと歩くナナフシモドキを見つけました。
このスピードのままでは踏み潰されるかもと、取りあえず保護しました。
2025/8/25

<早朝の谷川岳上りPA>
夜中に雨が降っていましたが朝には止んでいて、早朝、山肌を朝日が照らし出すのを眺めていました、
その後、朝食時間まで近くを散歩。8時過ぎに戻って、いつもの「もつ煮定食」をいただきました。
谷川岳PAを出たのは8:50で、川越IC手前に着いたのは10:15。が、ここが大渋滞で、全く動きません。
1kmほどの距離なのですが、川越IC通過が11:38。国道16号線に合流できたのが11:57。
国道を大型トラックが斜めに塞ぎ、1車線を相互通行していたが渋滞の要因だったようです。
自宅に着いたのは、お昼を過ぎた14:00になってしまいました。最後の大渋滞は余計でしたね。


星まつり会場へ(2025/8/20)
星まつり会場にて(2025/8/21)
星まつり会場にて(2025/8/22)
星まつり会場にて(2025/8/23)
胎内からの帰路(2025/8/24)
胎内からの帰路(2025/8/25)
今年見た野草、昆虫、その他の生物
 今年見た野草
 今年見た昆虫
 今年見たその他の生物

星まつり会場へ(2025/8/20)


余裕を持って行きたいと思っていたので、前々日に自宅を出発しました。
翌朝に付けば良いと思っていたのですが、思いのほか順調で、道の駅R290とちおに着いたのは17:20。
とちお名物の油揚げの販売コーナー閉店ギリギリで、油揚げをゲット。
思いのほか早いペースで来られたので、当日のの夕方には着いてしまいました。
夜、星が見えていたので、星空撮影でもしようと準備をしていると、遠くでゴロゴロと嫌な音。
だんだん近づいてきたので、準備した機材を急いで撤収。30分ほどで雷雨となりました。
撮影は諦めて早めに車中泊。夜半、3時過ぎだと思いますが、雨音で目が覚めました。

前日から用意していたのですが、何だかだで自宅を出たのが10:50。国道16号線で向かいます。
川越ICを13:20に通過して、高坂SAに着いたのが13:30。ここで遅めの昼食です。
15:15に谷川岳PAに到着。ここで、谷川岳の六年水をペットボトルに入れました。
関越トンネルを抜け、大和PAで一休みして、魚沼IC(元小出IC)で高速を降りたのが16:25でした。
ここからは国道17号線を右折して、只見線に沿った国道291号線、国道252号線へ進みます。


2025/8/20
いつもの福田新田の駐車場で一休み。残念ながら列車の走る時刻ではなかったので、鉄橋のみの写真です。
※ この場所は、Googleマップでは大倉沢休息所と表示され、住所も魚沼市大倉沢なっています。
しかし、道路際に「ここは福田新田」の標識が立てられていました。
詳細な地図で見ると、ここの住所は福田新田が正しく、只見線の走る駐車場の外側が大倉沢だそうです。

この後、国道252号線を6kmほど進んだ所で左折し、いよいよ国道290号線に入っていきます。


2025/8/20
思った以上に順調で、道の駅R290とちおに着いたのは、油揚げの販売コーナーが閉まる直前の17:20。
なんとか名物の油揚げをゲットできました。間に合う時はいつも食べていますが、美味しいんですよね。
その要因の1つが少し甘口の醤油です。昨年は、製造元が作らなくなって買うことができませんでした。
その後どうなったのか聞くと、2l?の大きなボトルのみの販売になってしまったとの事。
販売店向けのみになってしまったんですね。この大きさでは個人ではちょっと買えません。


2025/8/20 18:04
道の駅から国道290号線を走っているうちに、日没が近づいてきて、雲間に太陽が顔を出していました。
出湯のローソンに着いたのはすっかり暗くなった19:10。今日の晩飯をここで確保。
最後の休息所になる松岡駐車場に着いたのは19:30。後一踏ん張りです。
〆切の交差点を19:55に通過し、胎内平に到着したのは20:10でした。流石に人っ子一人いません。
写真でも撮ろうかと芝生広場の方へ行ってみましたが、クマ出没の看板。
ここで一人で外に出るだけの勇気はなく、星まつり会場へUターン。
駐車場にも人はいませんでしたが、視界が開けているので、ここで撮影準備を始めました。
と、遠くの方でゴロゴロとなり始め、しだいに近づいてきている様子。
これはだめだと諦めて機材を撤収し、会場下の道路脇に移動して、車中泊の準備。
ものの30分も経たないうちに、予想は的中して雷雨となりました。
就寝後、3時頃にも激しい雷雨があり、目が覚めてしまいました。


星まつり会場にて(2025/8/21)


朝には、すっかり雨も上がって、薄雲はあるものの厚い1日になりそうです。
会場近くを散歩していると道端で何かを探している方がいました。
聞くと、今年は出るのが遅れていたヤマドリタケを探しているそう。そう、ポルチーニ茸です。
この後、車に戻って胎内高原ゴルフ倶楽部でゴルフを楽しむため、ゴルフ場へ。
ゴルフをするのも目的ですが、昼食とお風呂に入るのも目的。さっぱりして会場に戻りました。
会場に戻ると、いつもの元亀田星っ子クラブのメンバーの方と再会。で、さっそく乾杯。


2025/8/21 5:28
早朝、会場の方から女性の声と犬の鳴き声が聞こえてきたので、行ってみました。
その女性、星まつりに参加するために、千葉の方から戻ってきたとの事。
昨日は雨だったけど、その前数日は快晴で、星空が良く見えていたそうです。
会場下の道路に戻ると、いつも合う藤野(神奈川県)の方も車を止めて荷下ろし中でした。
私同様、昨日写真を撮ろうとして、雷の音で諦めて撤収し、道の駅に行っていたとの事。


2025/8/21
会場近くを散歩していると、道端で何かを探している方がいました。
聞くと、今年は出るのが遅れていたヤマドリタケを探しているそう。そう、ポルチーニ茸です。
いくつか採取されていたので、それを見せていただきました。ゴルフ場の中にもあるかもとの事。
ゴルフ場は手入れが行き届いているので、ゴルフ場内ではキノコには出会えませんでした。
上記の写真は、ゴルフ場からの帰り道、斜面に生えていたもので、ヤマドリタケモドキのようです。
日が経った老菌のようで、傘の部分も茎の部分も虫に食われて、かなりボロボロです。
輪をかけて、写真を撮ったのが翌日になってしまったので、多少、乾燥も進んでいるようです。
針葉樹林に生えるヤマドリタケより柔らかく、香りも弱いようです。
ヨーロッパでは、広葉樹林に生えるヤマドリタケモドキも、ヤマドリタケ同様に珍重されているそう。

話が前後しますが、車に戻るといつも合う藤野(神奈川県)の方も車を止めて荷下ろし中でした。
私同様、昨日写真を撮ろうとして、雷の音で諦めて撤収し、道の駅に行っていたとの事。
そうこうしているうちに、業者が来て、テントの設営やステージの準備を始めました。
この後、胎内高原ゴルフ倶楽部でゴルフを楽しむため、ゴルフ場へ。
ゴルフをするのも目的ですが、昼食とお風呂に入るのも目的。さっぱりして会場に戻りました。
さて、会場下の道路脇の駐車スペースですが、朝は2台だけでしたが、夕方には場所取りも含めてほぼ満車。
車に戻ると、いつもの元亀田星っ子クラブのメンバーの方と再会。隣りに駐車エリアを確保されていました。
再会の挨拶もそこそこに、さっそく乾杯。今年もいつものメンバーが、土曜日には集まるようです。

 
2025/8/21 <マダラカマドウマ>
夕方、テントを張る予定の場所を確認している際、木の樹洞で巨大カマモドウマを発見。
実家にもカマドウマはいますが、これほど大きく、まだら模様のものは初めて見ました。
国内では最も見られる普通種とのことですが、カマドウマ類そのものをあまり見ないですよね。
暗く陰気な場所を好む種なので、あまり見に行く場所ではないですよね。見た人は少ないかも。

まだ、今日はテント設営禁止なので、今夜も車中泊です。



星まつり会場にて(2025/8/22)


お昼頃には会場の設営も最後の段階に入り、午後には売店や業者も到着していました。
その頃には、会場周辺の駐車スペースはほぼ埋まって、各自のテント設営も終わっていました。
夕方には売店や業者も店開きを始め、会場にダースベーダー(501stリージョンという組織らしい)が。
開会セレモニーの前に、来場者が集まっての記念撮影が行われ、私も久しぶりに参加しました。
その場所にもダースベーダーの一団が現れ、多くの人が撮影していました。
19:30に開会セレモニーが始まり、胎内星まつり2025/42thの幕開けとなりました。


<駐車スペースの様子 9:22>           <星まつり会場の様子 17:31>
今日も朝から雲はあるものの、日が当たって暑くなりそうな雲行きです。
9:00からテント設営が可能となるので、9時過ぎからテント設営を行いました。
お昼頃には、会場の設営も最後の段階に入り、午後には売店や業者も到着していました。
その頃には、上記の道路脇はもちろん会場周辺の駐車スペースは、ほぼ埋まっていました。


      <のじまさんの50cm反射>             <501stリージョン>
夕方には売店や業者も店開きを始め、いつものようにのじまさんが50cmm反射のセッティング。
その近くで、ダースベーダー(501stリージョンという組織らしい)の一団が見られました。
そのダースベーダーも、近くにあった望遠鏡を覗いていました。星まつりらしい光景かな。


2025/8/22 19:32
開会セレモニーの前に、来場者が集まっての記念撮影が行われ、私も久しぶりに参加しました。
その場所にもダースベーダーの一団が現れ、多くの人が撮影していました。
19:30に開会セレモニーが始まり、胎内星まつり2025/42thの幕開けとなりました。


2025/8/22 23:26                  2025/8/22 23:55

2025/8/22 23:37                  2025/8/22 23:51
機材 NikonD700 ISO3200/20.1sec 、Nikkor28mm/F2.8

この日も、薄雲が時折流れますがそこそこの観望日和で、星空の撮影を行うことにしました。
機材の都合で、20秒の固定撮影を各2ショットヅずつ行い、後で合成しました。
なお、右上の23:55の写真のみ、3ショットの合成になっています。
薄雲が流れてくるので、天の川銀河と紛らわしいのですが、暗黒星雲もなんとか見えています。
下段は、芝生広場から林を入れて撮ったものですが、二重星団(下側)とアンドロメダ星雲(上側)も見えます。
本当は、スカイメモsの性能テストも兼ねて長時間露出を行う予定をしていました。
しかし、入れてきたスカイメモsの取説が見当たらず、やむなく固定撮影になってしまいました。


2025/8/22 23:45
  この写真は合成していませんので、前述の機材で単純に20秒の露出を行ったものです。
下辺から右上にかけて、対角線の右側に薄雲があるので、こと座のベガが雲の影響で一際明るく写っています。



星まつり会場にて(2025/8/23)


今日も雲はありますが、雨の心配はなさそうで、暑い1日となりそうです。
昼間は暇なので、業者の所を周って掘り出し物を探したり、周辺を散策しました。
午後には、興味のあった「丹羽さんのPixinsight入門教室」に参加しました。
まだ、国内にPixinsightの代理店はないそうで、自分で海外から購入が必要だそうです。
夜は、昨日と同じような天気で、薄雲が流れてきますが、観望には支障がない状態でした。
例年、多くの方が集まってくるのですが、今年は月もないので観望に忙しいのか少ないです。
といっても、そこそこ人が集まり、にぎやかに夜が更けていきました。


2025/8/23 9:45
今日も良い天気になりそうで、暑くなりそうです。
早朝の会場は、開いている店も少なく、嵐の前の静けさといったところです。
午前中は、特にやることもないので、いつものように散歩に出かけました。いつもと違うのは、捕虫網を持っていること。
いつも行く沼で、そこを飛び交っているオオルリボシヤンマ捕り、しっかりと接写したいのです。


2025/8/23 <オオルリボシヤンマ ♂>
 
2025/8/23 <ヤマトシリアゲ ♂>
さて、沼に着くとオオルリボシヤンマが飛び交っていますが、縄張り争いをしているオスばかりのようです。
タイミングを見計らい、近くに来たところで捕虫網を一閃。運良く、一発で確保できました。
捕虫網の中には、オオルリボシヤンマ以外に、ヤマトシリアゲまで入っていました。


2025/8/23 <リスアカネ>         2025/8/23 <ナツアカネ>
それ以外に、池の周りで見かけたのは、リスアカネとナツアカネです。



胎内からの帰路(2025/8/24)


今日も雲はありますが、昨日同様に暑い1日となりそうです。
会場の方も、昨日中に撤収した業者の方もいて、少し寂しい状況でした。
私たちも、朝から撤収の準備を進め、8:30過ぎには片付けが終わって、記念撮影。
来年もまた会いましょうと挨拶して、三々五々、帰宅の途につきました。
私は、夕方に寄る所があるので、時間つぶしも兼ね、五頭の「薬師の湯」で汗を流し、奥胎内に向かいました。
奥胎内ヒュッテ近くを散策して引き返す途中、胎内川ダム湖に射すエンジェルズ・ラダーを見ました。
湖面にスポットライトのように光が射し込む様子に、しばし見取れていました。
胎内に戻って、近くの農家さんの自宅を訪問し、時間を忘れて歓談してしまいました。
そのため、胎内を後にしたのは18時過ぎになってしまい、途中にあったGSは全てクローズ。
燕三条市内に入って、閉店ギリギリのGSを見つけ、なんとかガソリンをチャージできました。
谷川岳PAに着いたのは23時過ぎ。流石に疲れてしまい、ここで仮眠となりました。


2025/8/24 9:15                  2025/8/24 9:27
8:30過ぎには片付けが終わって、記念撮影を行い、解散となりました。
夕方まで時間があり過ぎるので、ひとまず温泉で汗を流すこととし、五頭温泉郷へ向かうことにしました。
胎内平を後にする際、麓にあるロイヤル胎内パークホテルの側を通るので、記念にパチリ。
その先には、田んぼが広がっているのですが、今年の作柄は比較的良いようです。
農家さんの話では、田んぼをグループに分け、3日毎に水を順次回していたとの事。
用水が少なくても、この方法なら稲にとっては十分で、作柄に影響はないそうです。


2025/8/24 10:03                  2025/8/24 10:41
新発田市の郊外に広がる田んぼでも、稲は順調に育っているようで、頭を垂れているものもありました。
稲の種類が異なるのか田んぼ毎に稲穂の出方も色付きも異なっているので、見る方向毎に色合いが異なります。


2025/8/24 11:02
五頭温泉郷 村杉温泉の共同浴場「薬師の湯」に着いたのは11時過ぎでした。
駐車場が狭いのですが、お昼のこの時間帯は比較的空いているので、何とか空きスペースに駐車できました。
村杉温泉は、室町時代の1335年の発見と伝えられ、古くからラジウム温泉の治療湯として知られているそう。
入浴料は大人で¥300と良心的ですが、入浴するには手拭いを始め、石鹸やシャンプーなどは持込が必要です。
のんびりと入浴して疲れと汗を流していたので、薬師の湯を後にしたのは11:40になってしまいました。


2025/8/24 12:40
この後、奥胎内の方に行って散策したいと思い、再び胎内平の方に国道290号線を走らせていました。
お昼の時間になったので、どこかでお昼をと思っていると、手打ちそばの看板を見つけて即決。
お蕎麦と天丼の定食にしました。お蕎麦は腰があり、美味しかったです。
デザートにスイカが付いていたのですが、今年、食べたのは初めてになります。


<ミヤマカラスアゲハ>
奥胎内ヒュッテ手前に駐車し、道路沿いに歩きだしたとき、いきなり現れたのがミヤマカラスアゲハ。
撮影した時は、カラスアゲハだろうと思っていたのですが、後で調べるとミヤマの方でした。初見です。


  <ミカドフキバッタ>         <アシグロツユムシ 幼虫>
その先の道路脇で見つけたのがミカドフキバッタ。この辺りでよく見かける飛べないバッタです。
その写真を撮っているときに、近くでツユムシの幼虫らしきものを見つけました。
よく見ると、脱皮した直後らしく、脱皮殻を食べているところでした。
後で調べたところ、アシグロツユムシの幼虫と分かりました。


<サカハチチョウ 夏型>
その先で見かけたサワヒヨドリの花に、黒っぽい小型のチョウが数匹止まり、吸蜜していました。
見た事がないチョウで、後で調べた結果、夏型のサカハチチョウと分かりました。
山地では普通に見られるそうですが、私は見た事がなく、初見になります。
和名のサカハチは、翅表の白い筋模様に由来するそうで、夏型ではより明瞭になります。
なお、右側は典型的な夏型ですが、左側は春型の特徴を少し残している夏型です。
春型は、赤い部分が太く明瞭で、特に前翅は白い筋模様も赤く、外縁近くの白斑以外は赤い模様です。


<クロスキバホウジャク>
時間を気にしながら上っていたのですが、そろそろ引き返す時間となり、道路を下っていました。
上り口辺りまで戻ったとき、ボタンヅルの花にクロスキバホウジャクが飛来しました。
最初に見たとき、オオスカシバだと思ったのですが、後で写真を見ると腹部背面の色が異なります。
翅の外縁に見られる黒い部分もかなり太く、クロスキバホウジャクと分かりました。これも初見です
今回は、初めて見る昆虫が多く、楽しい散策となりました。


<サルナシ>
話が前後してしまいますが、サルナシは胎内平近くの胎内トンネルの近くで見たものです。
そこで見たサルナシの果実は、この1個だけでした。この辺りは除草されるようなので、大きくなれないのでしょう。


<コバギボウシ>
その少し先の放棄地のような所で多くの花を付けていたのが、このコバギボウシです。
以前にも咲いているのは確認していましたが、かなり数が増えて、ちょっとした群落になっていました。


<サワヒヨドリ>
 
<ガンクビソウ>
少し飛びますが、奥胎内を散策中、道路脇を流れる側溝近くでサワヒヨドリが咲いていました。
最初に見つけたのは咲き終わって綿毛になったものでしたが、上って行った先では咲き始めのものもありました。
近くで咲いていたのがガンクビソウで、胎内平でよく見かける地味なサジガンクビソウとは異なり黄色い花が目立ちます。


<スミレモ>

<クサボタン>
奥胎内に行くとき、道路脇の側壁がオレンジ色に染まっている所があり、何だろうと思っていました。
帰るために下っているとき、気になって、近くの空きスペースに車を止めて見に行きました。
後で調べて、スミレモの一種と分かりましたが、吹き付けのコンクリート壁に張り付いていたものでした。
車に戻るとき、直ぐ近くの道路脇でクサボタンが咲いているのを見かけました。
おちょぼ口から、徐々に巻き上がって開花する可愛らしい花です。


2025/8/24 15:32                  2025/8/24 15:39
また、少し話が戻ってしまいますが、奥胎内からの帰り道、胎内第二ダム近くでエンジェルズ・ラダーが見えました。
胎内第二ダムに着くと、ちょうどダム湖にスポットライトを当てているような景色で、しばし見とれていました。
我に返って、写真を撮り、ダムを入れたらどんな景色になるのかと、少し下流の方まで歩きました。
その結果が右側の写真です。ダムに光が当たっていたら、違った印象になったかもしれませんが、ちょっと平凡。
やはり、光がダム湖やその周辺のみを照らしている左の写真の方が印象的です。
写真では明暗差が大き過ぎて白飛びしてしまっていますが、肉眼では天空から真っすぐ光が伸びて見えました。
ここまで明暗差が大きいと、HDRを使っても補正しきれず、かえって不自然な画像になってしまうので、諦めました。
この後、16:30と約束の時間より少し早かったのですが、知り合いの農家さんの家を訪問し、小一時間歓談しました。


2025/8/24 18:30
少し長話になってしまい、農家さんの家を後にしたのが18:10。日暮れ間近でした。
新発田市の郊外に入った辺りで日暮れとなり、雲が茜色に染まって、静かな夕暮れといった風情です。
と、感傷に浸っている場合ではありませんでした。ガソリンが半分を切り、給油しないと帰り着けません。
しかし、時々給油していたGSは既に営業終了し、道すがら目に付くGSも全て営業終了。
これはまずいと、ルートを変更して燕三条市内へ入り、閉店間際のGSを見つけて、駆け込みセーフ。
道の駅R290とちおに着いたのは21:00になっていました。トイレに行くと、スズムシの大合唱。
トイレ内のあちらこちらからスズムシの鳴き声が聞こえてきます。ここは結構多いんですね。


<ナナフシモドキ>
この後、魚沼IC(元小出IC)を22:25に通過し、谷川岳PAに着いたのは23:05でした。
流石に疲れていたので居眠り運転しかねないと、ここで仮眠することにしました。
トイレに行った後、車に戻ろうと駐車場を歩いているとき、足元をもそもそと歩くナナフシモドキを見つけました。
このスピードのままでは踏み潰されるかもと、取りあえず保護しました。
翌日、写真を撮ってから解放しようと思っていて、すっかり忘れて持ち帰ってしまいました。
写真は、実家のカーテンに止まらせたものを撮ったものです。
かなり弱っていて、この後死んでしまいました。かわいそうな事をしてしまったと後悔しています。



胎内からの帰路(2025/8/25)


夜中に雨が降っていましたが朝には止んでいて、早朝、山肌を朝日が照らし出すのを眺めていました、
その後、朝食時間まで近くを散歩。8時過ぎに戻って、いつもの「もつ煮定食」をいただきました。
谷川岳PAを出たのは8:50で、川越IC手前に着いたのは10:15。が、ここが大渋滞で、全く動きません。
1kmほどの距離なのですが、川越IC通過が11:38。国道16号線に合流できたのが11:57。
国道を大型トラックが斜めに塞ぎ、1車線を相互通行していたが渋滞の要因だったようです。
自宅に着いたのは、お昼を過ぎた14:00になってしまいました。最後の大渋滞は余計でしたね。


2025/8/25 6:53                  2025/8/25 6:52

2025/8/25 6:59                  2025/8/25 7:00
昨日、疲れていたので早く寝てしまい、その影響で眼ざめがかなり早い時刻となってしまいました。
外を見ると、ちょうど朝日が山肌を横方向から照らし、山肌に沿って立ち昇る朝霧が幻想的です。
下段は、上段の谷の部分を拡大撮影したものですが、朝霧の出方に違いが見られました。
フードコートが開くのは8時なので、近くを散策して時間をつぶすことにしました。


<ムクゲ>

 <ハマナス>              <ハマナス 果実>
パーキングエリア内で見かけたのはムクゲで、白い花と淡赤紫色の花を咲かせていました。
その直ぐ近くで赤紫色の花を付けていたのがハマナスで、赤い果実も見られました。


<クサボタン>
外からパーキングに出入りできるようになっていたので、直ぐ外の道路沿いを散策しました。
ほんの数十mほどを歩いただけですが、道路脇にいろいろな花が咲いていました。
最初に目についたのはクサボタンでした。
右下に、おちょぼ口を開いた咲きはじめの花が見られますが、ここから巻き上がって左上のように開花します。


<メドハギ>
クサボタンの近くで地を這うように枝を伸ばしていたのはメドハギで、小さな花をたくさん付けていました。


<ナンバンカラムシ 雄花序>            <ナンバンカラムシ>  .
戻り際、アカソの花に混じって見慣れない、大きな葉の草本が伸びだしていました。
後で調べてみると、カラムシの仲間でナンバンカラムシと分かりました。見たのは初めてになります。
まだ、成長途中のようで、茎の下方に付く雄花序は展開していますが、未開花でした。
茎の上部に付くはずの雌花序に関しては、まだ、展開すらしておらず、葉腋にそれらしきものが見られる程度です。
なお、ナンバンカラムシの写真の左側で、赤っぽい茎と白っぽい花序が伸びているのは、アカソの雌花序です。


<クサギカメムシ>
パーキングエリア内で見かけたムクゲですが、どちらにもクサギカメムシが見られました。
最初に見つけたのは左側の幼虫で、両方で多く見れらました。
成虫はいないのかと探すと、赤紫色の花の方で2匹見つけました。


<ヒメフキバッタ♀>

<アオフキバッタ♂>
直ぐ外の道路を散策していて見つけたのが、この2種類のフキバッタです。
フキバッタは飛べないものが多いので、分布域が限定される種が多いのが特徴です。
胎内で見かけたのはミカドフキバッタで、分布が広く、地域変異が多い種でした。
ここで見かけたのは同属のヒメフキバッタで、雌の腹部が赤みを帯びるのが特徴です。
もう一つが、1属1種の日本固有種であるアオフキバッタです。
翅が見えないほど小さく、オスでは体側の黒条が腹端まで伸びるのが特徴です。


<谷川岳PA もつ煮定食>
8時になったのでフードコートに戻り、いつものもつ煮定食を頼みました。
食後、谷川岳PAを出発したのは、8:35でした。赤城高原SA、高坂SAで小休憩。
川越ICに近づいたところで、10:15に1kmほど手前から渋滞につかまりました。全く動きません。
川越ICの料金所ゲートを通過できたのは11:38。なんと1時間以上かかってしまいました。
ゲート通過後、2車線が1車線に合流して国道16号線に続いていて、国道に出られたのは11:57。
その国道も大渋滞。少し先の十字路で、大型トラックが斜めになって車線を塞いでいたのが原因。
1車線しか通れない状態で、1車線を相互通行にして、事故車の処理をしていました。
現場を通過した後は順調で、予定よりも大幅に遅れて14:00に帰り着きました。疲れた....



今年見た野草、昆虫、その他の生物

国道290号線沿い、会場の胎内平周辺、奥胎内ヒュッテ近隣で見かけた野草、昆虫、その他の生物です。
特に珍しいものはありませんが、今年、見かけた主なものを以下に掲載します。
なお、これら野草、昆虫、その他の生物の詳細な情報に関しては、こちらをご覧ください。



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今年見たその他の生物
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