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八ヶ岳山麓 原村近辺の野草U



ここ何年か通っている「原村 星まつり」そのの会場である「八ヶ岳自然文化園」やその近辺、
会場への往路、復路で見かけた野草や低木をまとめたものです。

ただ、星まつりが毎年、8月の初旬に開催されるため、その時期の野草のみです。
特に珍しいものはありませんが、こんなのも咲いているんだと楽しんでいただければ幸いです。

< トピック >

今回、新たに見かけた野草を追加しました。
ノハナショウブ、カラマツソウ

また、下記の野草の写真を追加しました。
タカトウダイ、ルイヨウボタン



ここでは、被子植物はAPG III体系で、その他は従来の体系で掲載しています。
キジカクシ目
アヤメ科(ノハナショウブ)
ススキノキ科(ヤブカンゾウ、ユウスゲ、ニッコウキスゲ)
キジカクシ科(ヒメヤブラン、オオバギボウシ、コバギボウシ)
キントラノオ目
トウダイグサ科(タカトウダイ)
オトギリソウ科(オトギリソウ、トモエソウ)
キンポウゲ目
メギ科(ルイヨウボタン)
キンポウゲ目・キンポウゲ科
イチリンソウ属(アネモネ・カナデンシス)
オダマキ属(キバナノヤマオダマキ)
センニンソウ属(ボタンヅル)
カラマツソウ属(アキカラマツ、カラマツソウ、ミヤマカラマツ)
キンポウゲ属(ヤマキツネノボタン)
レンゲショウマ属(レンゲショウマ)
ケシ目
ケシ科(クサノオウ)
サクラソウ目
サクラソウ科(クリンソウ)
シソ目
オオバコ科(オオバコ、クガイソウ、ホソバウンラン)
ハエドクソウ科(ハエドクソウ)
ハマウツボ科 (ミヤマママコナ)
モクセイ科 (トネリコ)
シソ目・シソ科
イヌハッカ亜科(ウツボグサ、クルマバナ、イブキジャコウソウ、タイム、ヤグルマハッカ)
オドリコソウ亜科(イヌゴマ、ラミウム・マクラツム)
タツナミソウ亜科(ナミキソウ)
スイレン目
スイレン科(コウホネ)
八ヶ岳山麓 原村近辺の野草
和名インデックス


ノハナショウブ(Iris ensata var. spontanea)
<キジカクシ目・アヤメ科・アヤメ亜科・アヤメ連・アヤメ属>
 
アヤメ科アヤメ属の多年草で、在来種。ハナショウブの原種。
日本では、北海道から本州、四国、九州に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国東北部、シベリアにかけて分布する。
草丈は数十cmから1mに達するものもある。
葉は根際から生え、剣状で全縁。表面中央には太い中央脈が目立つ。
花期は6月〜7月で、赤紫色の内花被片と外花被片が3枚ずつある。
赤紫色の外花被片基部に黄色の筋が入る。内花被片は狭長楕円形で直立する。

2019/8/3
八ヶ岳自然文化園の奥、農園に近い林縁で見かけました。
比較的背の高い草原の中に、ポツリポツリと赤紫色の花を咲かせていました。
最初に見かけた右側の花は、少し日が経っているようで、内花被片が垂れてしまっていました。
内花被片が立った花を探して撮ったのが左側です。フラッシュを使ったので、色味が少し違います。

ヤブカンゾウ(Hemerocallis fulva var. kwanso)
<キジカクシ目・ススキノキ科・キスゲ亜科・ワスレグサ属>
 
ススキノキ科ワスレグサ属の多年草で、中国原産の帰化植物。
日本では、本州以南の野原や藪で見られる。
なお、別名のワスレグサで呼ばれることもある(ワスレナグサではない)。
葉は、長さ50cm前後の広線形で、花茎は1mほどになり、先に数個の花を付ける。
花期は7月〜8月で、花色は朱色に赤が混じる。
オシベとメシベの全部または一部が花びらのようになるので、八重咲きになる。
本種は、三倍体のため結実しないので、匍匐茎(ほふくけい)を周りに伸ばして増える。

2006/8/5
八ヶ岳自然文化園の林内で、ヤブカンゾウが1輪だけ咲いていました。
薄暗い林内でも、比較的大きくて目立つ色なので、咲いていれば直ぐに分かります。


2011/8/7
八ヶ岳自然文化園から樅の湯に向かう道路脇の林縁で見かけました。
比較的大きな花で、色も目立つので、遠目でも咲いているのが分かりました。
雄蕊が花弁状になるので、ゴチャッとした感じにはなりますが、見栄えはします。

 
2018/8/4
八ヶ岳自然文化園の林内で、1株だけでしたがヤブカンゾウが咲いていました。
近くで咲いていた黄色い花のユウスゲより、グッと目立ちます。

ユウスゲ(Hemerocallis thunbergii)
<キジカクシ目・ススキノキ科・キスゲ亜科・ワスレグサ属>

キスゲ科ワスレグサ属の多年草で、本州から四国、九州に分布する。
海外では中国でも見られる。
草丈は1〜1.5mになり、長さ50cm前後の線形の葉が2列に交互に出て、扇形になる。
花期は6月〜7月で、花茎は1〜1.5mほどで、花序が分枝して次々に咲き続ける。
花色は淡黄色で、長さ8cm前後の6個の花被片は少し反り返る。
オシベ6個とメシベは、ほぼ同じ長さで、メシベがやや長い程度。
他のワスレグサ属が朝に開花するものが多いのに対し、本種は夕方に開花する。
1日花で、翌日の昼頃には閉じてしまう。

2010/8/7
八ヶ岳自然文化園の林縁で見かけました。
花色は、レモンイエローで大きな花だったので強く印象に残っています。
ユウスゲの別名は「キスゲ」であり、名前から想像されえるように「ニッコウキスゲ」と同じ属です。
ユウスゲは、名前に「夕」が付くように、夕方から開花し、翌日、昼頃にはしぼんでしまいます。
しかし、この写真を撮影したのは13時です。林縁でうす暗かったので、残っていたのかもしれません。

※ ちなみに、ニッコウキスゲは、朝に開花して夕方にはしぼんでしまいます。

   
2013/8/3
八ヶ岳自然文化園の林内で、何年ぶりかで開花している所を見ました。
他にも何株か見かけましたが、全てしぼんでしまっていました。
この株があったのがうす暗い林内だったので、残っていたものと思われます。


ニッコウキスゲ(Hemerocallis dumortieri var. esculenta)
<キジカクシ目・ススキノキ科・キスゲ亜科・ワスレグサ属>

ススキノキ科ワスレグサ属の多年草で、本州の中部以北に分布する。
本州では高原でよく見られるが、東北地方や北海道では海岸線など低地でも見られる。
標準和名は、「ゼンテイカ」だが、一般には「ニッコウキスゲ」の方が通りは良い。
草丈は50〜80cm程度で、花茎の先に数個の花を付け、次々と咲かせる。
花期は5月〜8月で、花色は黄橙色で、長さ10pほどの漏斗型。
花被片は6個で、オシベも6個。オシベは花被片より飛び出すことはない。
朝に開花し夕方にはしぼんでしまう一日花である。

 
2011/7/22、2011/7/23
美ヶ原高原と八島ヶ原湿原で見かけたニッコウキスゲです。
ユウスゲより、一回り小型で、色はオレンジに近い色合いです。
美ヶ原高原では、鹿害のためほとんど見られなくなってしまったとのこと。
八島ヶ原湿原では、防護柵で鹿が入りこまないように防護していました。


ヒメヤブラン(Liriope minor)
<キジカクシ目・キジカクシ科・スズラン亜科・ジャノヒゲ連・ヤブラン属>
 
キジカクシ科ヤブラン属の多年草で、日本全土で見られる。
海外でも朝鮮半島、中国、フィリピンに分布する。
日当たりのよい草地や林下に生え、草丈は10〜20pほど。
匐枝を出して増え、葉は線形で根生して、横に広がる。
花期は7月〜9月で、高さ15pほどの花茎を直立し、総状花序を付ける。
花色は淡紫色〜白色で、直径8oほどの6花弁。数oの花柄がある。
花被片は平開し、オシベは6個で、その花糸は太く、葯は黄色い。
花柱は円柱状で、小さな柱頭がある。種子はむきだしになって、黒く成熟する。

2012/8/5
八ヶ岳からの帰り道に立ち寄った、サントリー白州蒸留所の保全林の中で見かけました。
林床のぽっかり空いた所に生えており、1株だけ瀟洒な薄紫の花を咲かせていました。

オオバギボウシ(Hosta montana)
<キジカクシ目・キジカクシ科・リュウゼツラン亜科・ギボウシ属>
   
キジカクシ科ギボウシ属の多年草で、東アジアの特産種。
日本では、北海道から本州、四国、九州に分布している。
日本海側に生えるものをトウギボウシとして分けていた時期もあるが、現在は同一種とされている。
草丈は1mほどになり、葉は根生葉で長い葉柄があり、葉身は卵状楕円形で長さ30cm前後になる。
基部は心形で、葉裏の葉脈は盛り上がり、脈状に小突起が少し見られる。
花期は6月〜8月で、花茎が1mほど伸びて、淡紫色〜白色の花を横向きに多数つける。
花は漏斗型で、5cmほどの長さになり、基部に緑白色の苞がある。
和名の「ギボウシ」は、ツボミが欄干の擬宝珠(ぎぼし/ぎぼうしゅ)に似て、葉が大きいことに由来する。

2012/8/17
八ヶ岳自然文化園の芝生広場の縁に大きな株があり、たくさんの花を咲かせていました。
高さが1mを超える花茎を伸ばし、その先に淡紫色大型の花を咲かせいました。

話は変わりますが、オオバギボウシの若葉は、ウルイと呼ばれる春の山菜としても有名です。
茹でてあく抜きし、お浸し、和え物などにしたり、天ぷらやみそ汁の具などに使われるとのこと。
あいにく、近くに生えている所がないので、口にしたことはありません。


オオバギボウシ(白花)


2010/8/7
ここで見かけるのは淡紫色のオオバギボウシがほとんどですが、ほぼ純白に近いものを見かけました。
もともと、白い個体はありますが、ここまで白いものは、初めて見ました。


コバギボウシ(Hosta sieboldii)
<キジカクシ目・キジカクシ科・リュウゼツラン亜科・ギボウシ属>
   
2010/8/7            2012/8/4            2012/8/4
キジカクシ科ギボウシ属の多年草で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州に分布しており、日当たりのよい湿地に生える。
草丈は40cmほどになり、葉は多数根生して斜上する。葉身は長さ15pほどの狭卵形。
葉の基部は翼状になって葉柄に流れる。葉表は灰緑色で光沢はなく、脈が凹む。
花期は7月〜8月で、長さ40cmほどの花茎を伸ばし、淡紫色〜濃紫色の花を横向きに付ける。
花は長さ5p弱の漏斗型で、内側に濃紫色の筋があり、花の基部には緑色の苞がある。
和名の「ギボウシ」は、ツボミが欄干の擬宝珠(ぎぼし/ぎぼうしゅ)に似て、葉が小さいことに由来する。

2010/8/7 八ヶ岳自然文化園の林縁や芝生広場の周辺で見かけました。
オオバギボウシの花と比較すると、大きく開き、内側に紫色の筋が明瞭に見える所が異なります。
2012/8/4 同じ場所で見かけたコバギボウシを、花の付き方や葉の様子が分かるように撮影し直しました。
コバギボウシの花は、下から咲き上って行きますが、花は1日花で翌日にはしな垂れてしまうそうです。

 
2017/8/5
コバギボウシの花を100oマクロで撮り直しました。
タカトウダイ(Euphorbia pekinensis)
<キントラノオ目・トウダイグサ科・トウダイグサ亜科・トウダイグサ連・トウダイグサ属>
   
トウダイグサ科トウダイグサ属に属する多年草で、在来種。
日本では、本州から四国、九州に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国にかけて分布する。
草丈は40〜80cmで、根茎は垂直に伸び、長さは20〜30cm。
茎は単生か叢生し、直立して上部で数回分枝する。
葉は互生し、托葉はない。葉柄はほとんどなく、葉身は楕円形が多いが、非常に変異が多い。
なお、葉は秋になると紅葉し、湿原を彩る草紅葉の1つ。
茎や葉を折ったり傷をつけると白色の乳液が出てくるが、この乳液が皮膚に付くとかぶれる。
花期は6月〜8月で、花序は茎頂に擬散形花序になることが多い。
しかし、上部で多数分枝して集散花序や擬散形花序を形成することもある。
茎頂の葉(総苞葉)は基部が丸く先の尖った狭披針形で、4〜7個付く。
そこから長さ数cmの散形柄が4〜7個出て、2個の杯状花序苞葉と無柄の杯状花序が付く。
黄褐色の4個の腺体が花弁のように並び、雄花(オシベのみ)が数個突き出る。
雌花は、長さ3〜5mmの柄の先に子房が付き、子房の表面には多くのイボ状の突起がある。
子房の中央に3個の花柱があり、中ほどまで2裂する。
なお、雌性先熟で、最初に雌花の花柱が先に開く。受粉すると柄が伸びて子房が外に倒れこむ。
その後、雄性期には雄花(オシベ)が伸び出し、4個の腺体も大きく開いて密を分泌する。

2012/8/4
八ヶ岳自然文化園の湿地で見かけました。
茎の途中では、へら状の葉が互生していますが、頂部では5枚の葉が輪生しています。
その中心から通常は5本の花茎が出て、総苞を付け、杯型の花序を形作っています。
花序には、雄花と雌花が同居していて、萼も花弁もなく、淡黄色の4つの腺体が目立ちます。
その4つの腺体の中央から雄花と雌花がでていますが、雌花の形も変わっています。

   
2013/8/2
八ヶ岳自然文化園の林内で見かけた、少し薹が立ったタカトウダイです。
授粉して、雌蕊の子房が大きくなっています。

   
2017/8/5
今年見たタカトウダイの腺体は、黄色味が強く、子房が大きいのでかなり時間が経過しているようです。
雌性先熟なので、ます、腺体の中央から雌花の花柱が伸び出し、中央の写真左上のような雌性期になります。
その後、受粉が完了すると右写真のように、柄が伸び出して倒れ込み、雄性期に移行します。
4個の腺体は、縁が盛り上がって器のようになり、中に蜜がたまって濡れたように光っています。
左端の写真のように放射状分岐部の花序では、雌花を欠くことが多いようです。

   
2019/8/3
茎頂の総苞葉の部分ですが、3個の散形柄が出て、杯状花序苞葉と杯状花序が付いていました。
総苞葉の杯状花序には雌花はなく、腺体はオレンジ色になって蜜の分泌はなく、雄花も枯れかけています。
散形柄の先の杯状花序は、雌花の受粉が終わって柄が伸び、子房が外に倒れ込んで雄性期になっています。
まだ、雄性期に入って間がないので、腺体は淡緑黄色で、分泌した蜜が盛り上がっています。
上記の時間が経った腺体と比較すると、その違いが良く分かると思います。

オトギリソウ(Hypericum erectum)
<キントラノオ目・オトギリソウ科・オトギリソウ連・オトギリソウ属>
   
オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国にかけて分布する。
草丈は数十cm程になり、夏に茎の先に5花弁の黄色い花(1日花)を付ける。
メシベの花柱は3本あり、それを囲むように多数のオシベが付く。
葉の表面に褐色の油点が見られ、花弁や萼片に黒点や黒線が見られる。

2014/8/9
八ヶ岳自然文化園の入り口脇の草原で見かけました。
花の形からビヨウヤナギを連想しますが、花は直径2cmに満たないかわいらしいものです。
花弁や萼片には、黒い点や線が入っており、葉にも褐色の点が入っています。

トモエソウ(Hypericum ascyron)
<キントラノオ目・オトギリソウ科・オトギリソウ連・オトギリソウ属>
   
オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国、シベリアに分布する。
草丈は1m程になり、直径5cm程の5花弁の黄色い花を付ける。
花弁は真っ直ぐではなく、先の方が反時計回りに曲がっているのが特徴です。
メシベの花柱は5本あり、それを囲むように多数のオシベが5束に分かれて付く。
葉は対生し、披針形で、基部は茎を半分ほど抱いている。

2014/8/9
八ヶ岳自然文化園の入り口脇の草原で見かけました。
花の形はビヨウヤナギに似ていますが、花弁の先端の方が反時計回りに曲がっています。
そのため、花弁を2枚向き合わせて置くと、巴紋のように見えるのが名前の由来です。

ルイヨウボタン(Caulophyllum robustum)
<キンポウゲ目・メギ科・ルイヨウボタン属>
   
メギ科ルイヨウボタン属の多年草で、在来種。平地や山地の落葉広葉樹林の林床に自生する。
日本では、北海道から本州、四国、九州に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国、ウスリー、樺太に分布する。
草丈は40〜70cmで、根茎は横に這い、茎は直立をする。
葉は互生し、2〜3回3出複葉で、小葉は長卵形の全縁で、先が3残裂する場合もある。
花期は4月〜6月で、茎先や葉腋に集散状に10個前後の花を付ける。
花は直径10mm前後で、6個の緑黄色の花弁のように見えるのは内萼片。
その内側に6個のオシベとそれと重なるように6個の小さな花弁があり、蜜腺となっている。
なお、外萼片は開花時には脱落していてない。
花後には、1花に2個ずつ果実状の種子(子房が膨らまず種子は裸)が付く。
種子は直径8o前後で、緑色から藍色、秋には黒紫色に熟す。
種子には、それぞれ長さが5mmほどの肥厚した珠柄がある。

2017/8/5
八ヶ岳自然文化園の林内で、レンゲショウマに混じって藍色の実が目につきました。
実にきれいな藍色で、思わず写真は撮りましたが、後で調べても何の実なのか分かりません。
花が咲いていればと思うのですが、それは望むべくもなく、困ってしまいました。
それが、別の植物を調べていた時、偶然、この実を見つけ、本種と分かったのです。
分かってしまえば何ということはないのですが、果時だけから探すのは難しいです。

   
2018/8/4
今年の果実は全て完熟状態で、昨年のようないろいろな色の果実は見られませんでした。
機会があれば、春に咲く花を見てみたいと思っています。

 
2019/8/3
今年は昨年とは異なり、果実はほとんど熟しておらず、未熟な緑黄色のもののみでした。
同じ時期でも、年によって開花期や成熟度合いには、大きな違いが出るようです。

アネモネ・カナデンシス(Anemone canadensis)
<キンポウゲ目・キンポウゲ科・イチリンソウ属>
 
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、カナダ南部から、米国北東部が原産地。
日本では、メドウ・アネモネ、カナダ・アネモネ、ハルザキシュウメイギクの名でも販売されている。
草丈は30〜80p程度で、湿潤な草原に生える。
葉は長さ10〜20p程度の掌形で3深裂し、裂片は更に4残裂する。葉柄はない。
花期は5月〜6月で、茎頂に集散花序を出し、直径3〜5pの白色の花を付ける。
5個の白い花弁のようなものは萼で、花には花弁はなく、中央に多くのオシベがある。

2012/8/5
八ヶ岳自然文化園の入り口脇にある草地で見かけました。
パッと見、ハクサンイチゲかと思ったのですが、花の付き方や葉の形が違います。
調べてみたのですが、イチリンソウ属の中では、フタマタイチゲが最も似ています。
フタマタイチゲは北海道のみに分布する植物ですが、最近は信州でも園芸品として植えられているそうです。

本種の場合、萼片は4枚ですが、普通は5枚以上です。しかし、4枚の場合もあるようです。
なお、フタマタイチゲの場合、萼片の裏側が紅紫色を帯びるそうですが、確認できていません。
葉は、3深裂し、それが対生しているそうですが、本種もそのようになっています。
花茎は、頂芽が伸びずに腋芽が伸びるので、二股に見えるのですが、本種もそう見えなくもないです。
そのため、フタマタイチゲとしましたが、確信は持てません。

と記していましたが、最近、調べ直してフタマタイチゲからアネモネ・カナデンシスに変更しました。
どちらもイチリンソウ属で、姿形もよく似ています。
ただ、フタマタイチゲの自生地が北海道のみなのに対して、本種は長野県でも見られるとのこと。
というか、長野県ではフタマタイチゲとして販売され、逸脱して繁殖しているという話があります。
そのため、フタマタイチゲよりは、本種の方が妥当ではないかと判断した次第です。
ただ、開花時期はどちらも春(5月〜6月)なのに対して、この写真は8月に撮影したものです。
時期が合わないのが気になりますが、狂い咲きなのでしょうか。

キバナノヤマオダマキ(Aquilegia buergeriana forma flavescens)
<キンポウゲ目・キンポウゲ科・オダマキ属>
 

 
キンポウゲ科オダマキ属の多年草で、在来種。
日本では、北海道から本州、九州北部に分布する。
萼片が赤褐色のヤマオダマキが最も広範囲に分布するが、本州中部にはキバナノヤマオダマキが多い。
草丈は、50cm以上になり、地下には丈夫な根茎と太い根がある。
根出葉は2回3出複葉で、10cm以上の長い葉柄がある。各小葉は第1小葉が長く、第2小葉はその半分以下。
各小葉は長さ3cm程の扇形で、葉先が2〜3中裂し、各裂片の先は2〜3残裂する。
茎葉は、上部になると葉柄がなく、1回3出複葉になる。
花期は、6月〜8月で、茎の上部で枝分かれした花柄の上部に幾つかの花を付ける。
外側で大きく開いているのは萼で、その内側に黄色い花弁があり、外に飛び出した距とつながっている。
この萼や距が茶褐色のものがヤマオダマキで、黄色いものがキバナノヤマオダマキである。
ただ、その中間的なものも多く、両者を明確に区別することは難しい。
距は、徐々に細くなり、先端は小球状になる。
オシベ先熟で、オシベは多数ある。中心部は退化して膜状の仮オシベとなり、メシベを取り囲んでいる。
メシベは5個で、授粉後、萼片や花弁が落果すると、上向きに立ち上がり、果実となる。

2012/8/4
八ヶ岳自然文化園の林を抜けた辺りでちらほら見かけました。
見かけたのは全てキバナノヤマオダマキで、萼が赤茶色のヤマオダマキは見かけませんでした。
この両者には中間型も多く、萼の色が赤茶色であったものが黄色になったとの話もあります。
そのため、両者を区別するべきかどうか、疑問に思う所もあります。

 
2013/8/2
八ヶ岳自然文化園の林内や小川のほとりなどで見かけました。
ここで見かけるヤマオダマキは、全て萼が黄色の種類のみです。

ボタンヅル(Clematis apiifolia)
<キンポウゲ目・キンポウゲ科・センニンソウ属>
 
キンポウゲ科センニンソウ属の落葉つる性半低木で、日本では本州、四国、九州に分布する。
海外では、朝鮮半島、中国の暖帯から温帯に分布する。
和名は、葉がボタンに似ていて、つる性植物であることに由来する。
ツルの長さは3m前後になり、茎の基部は木質化する。茎には稜角がある。
葉は対生し、長柄が他の物に巻き付く。1回3出複葉で、小葉は先の尖った広卵形。
小葉には短い柄があり、長さは5cm前後。縁には不規則な欠刻があり、裂片は鋭頭。
花期は8月〜9月で、葉腋から円錐状の集散花序を出し、上向きに平開する。
花は直径15〜20oほどで、花弁はなく、白い十字形のものは萼片。
萼片は長楕円形で、外側に短毛が生えている。オシベ、メシベは多数ある。
花柱は10mmほどであるが、花後、花柱が羽毛状に長く伸びる。

2010/8/7
八ヶ岳自然文化園の芝生広場の縁で見かけました。
白い4枚の花弁状のものは萼片で、花弁はなく、中央に林立しているのは各々複数の雄蕊と雌蕊です。
花に止まっているのは、トンボエダシャクです。他にも小さな昆虫が集まっていました。

花後、雌蕊の花柱が羽毛状に長く伸び、ドングリ状の果実から白いひげが生えたようになるそうです。
残念ながら、夏の時期は、花しかなくて果実の実物は見たことがありません。
面白い形をしているので、機会があれば見てみたいと思っています。

   
  2017/8/5            2017/8/6         2017/8/6
八ヶ岳自然文化園の林内と外部の通路沿いで見かけたボタンズルです。
どちらも100oのマクロレンズで撮り直したものです。

アキカラマツ(Thalictrum minus var. hypoleucum)
<キンポウゲ目・キンポウゲ科・カラマツソウ属>
   
キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。別名タカトウグサ(高遠草)。
日本では、北海道から本州、四国、九州、南西諸島に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国に分布する。
草丈は1m以上になり、茎頂に円錐花序を付ける。
花弁はなく、花弁に見えるのは萼片です。オシベが長く淡黄色の葯が目立ちます。
葉は、複数回3出複葉で、小葉は基部が丸く、先が浅く数個に割れる。

2014/8/9
八ヶ岳自然文化園の林内の所どころで、草むらから突き出すようにして白い花を付けていました。
花は、カラマツソウに近い形をしてますが、オシベの数が少なく、葯が黄色っぽいです。

カラマツソウ(Thalictrum aquilegiifolium var. intermedium)
<キンポウゲ目・キンポウゲ科・カラマツソウ属>
   
キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で、日本固有種。
日本では、北海道から本州、四国、九州に分布し、湿った日当たりの良い草地を好む。
草丈は1m前後になり、茎は中空で、緑色か紫色を帯び、上部でよく分枝する。
根生葉や下部の葉は、2〜4回3出複葉で、上部の葉は2回3出複葉になる。
小葉は長さ数cmの倒卵形で、3残裂する。裏面はいくぶん白くなり、葉脈が隆起する。
枝先に散房状に花序を付け、直径1cm程の花を多数付ける。
花色は白色から淡紅色で、花弁はなく、萼片も開花後、直ぐに落下してしまう。
オシベは多数あり、白い花糸は棒状で、基部まで太さがほとんど変わらない。
メシベは子房と柄が紅紫色。痩果には広い翼があり、数mmの柄があって垂れ下る。

カラマツソウはミヤマカラマツとよく似ているが、下記の点で区別できる。
カラマツソウ
・メシベは紅紫色で、花期には柄がほとんどなく、花の中心部に固まっている
・オシベの白い花糸は棒状で、その太さは基部まであまり変わらない
・葉は2〜4回3出複葉で、上部では2回3出複葉になる
・茎の分枝部には大きな托葉がある
ミヤマカラマツ
・メシベは白色で若干赤紫色を帯び、長い柄があって、オシベと区別しにくい
・オシベの白い花糸は、その基部まで徐々に細くなり、こん棒状になる
・葉は2〜3回3出複葉で、葉質はカラマツソウより薄い
・茎の分枝部に托葉はない

2019/8/3
八ヶ岳自然文化園の駐車場に近い林内で見かけたカラマツソウで、開花して間がないようです。
基部にメシベが固まっているのですが、赤味がなく、オシベに近い淡緑白色です。


カラマツソウの花

     .
 2011/7/23<八島ヶ原湿原にて>       2019/8/3<八ヶ岳自然文化園にて>
八島ヶ原湿原で見かけたカラマツソウは、良く陽の当たる草原にあったもので、メシベが淡紅紫色です。
一方、八ヶ岳自然文化園で見かけたカラマツソウは、陽の当らない林内にあったものです。
メシベの色が淡緑白色で赤味がないのは、日照の影響なのか、白色化したものなのかは不明です。


ミヤマカラマツ(Thalictrum filamentosum var. tenurum)
<キンポウゲ目・キンポウゲ科・カラマツソウ属>
 

 
キンポウゲ科カラマツソウ属の高山性の落葉多年草。
日本では、北海道から本州、四国、九州の(亜)高山に分布する。
草丈は50〜60cmで、葉は2〜3回3出複葉となり、葉質は薄い。
開花期は6月〜8月で、細い茎先に複数の散房花序を付け、白い花を多数付ける。
花のように見える白い花弁のようなものは、オシベが集まったもので、先端の方が太くなっている。
ミヤマカラマツはカラマツソウとよく似ているが、区別点の詳細はカラマツソウの項に記載。

2013/8/3
八ヶ岳自然文化園の林内で、面白い形の果実を多数付けている木のようなものを見かけました。
後で調べた所、カラマツソウの実のようでした。しかし葉の形が違う気がします。
さらに調べると、葉の形や分枝部の托葉がない点からミヤマカラマツと分かりました。
花も変わっていますが、その実も変わった形をしています。


2017/8/5
久しぶりにミヤマカラマツを見かけました。といっても、果実ですが。
前は近づけず望遠での撮影でしたが、今回は100oマクロでの撮影です。

ヤマキツネノボタン(Ranunculus silerifolius var. silerifolius)
<キンポウゲ目・キンポウゲ科・キンポウゲ属>
   
キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で、在来種。
キツネノボタンを無毛の変種(Ranunculus silerifolius var. glaber)とせず、
本種を母種とする広義のキツネノボタンとする分類が一般的。
日本では、北海道から本州、四国、九州の山地の薄暗い湿地に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国、インド、ブータン、インドネシアに分布する。
草丈は20〜40cmで、茎は細めで、全体に斜上毛が多いが、特に基部には密生する。
葉は1〜2回3出複葉で、小葉は長卵形で数裂し、葉裏にも毛がある。
キツネノボタンと比較して、葉幅が狭く、葉先や鋸歯が尖っている。
花期は7月〜9月で、茎の上部に直径10mmほどの黄色い花をいくつか付ける。
花弁は5個で光沢があり、萼片も5個で、オシベ、メシベは多数ある。
集合果は球形で、個々の痩果は扁平な広倒卵形。長さは3mm強ある。
この痩果の先の曲がり具合をキツネノボタンとの識別点としていたが、変異が多く、近年は使われない。
痩果の断面形状で、片側のみ3稜で、反対側は1稜のものが本種やキツネノボタンである。
ケキツネノボタンは両端とも3稜があるので、見た目が扁平になる。

2013/8/3
八ヶ岳自然文化園の林内を流れる小川のほとりに群生していました。
子供のころは、田んぼの畦道や小川のほとりなどでよく見られましたが、最近はとんと見かけなくなりました。

   
2017/8/5
八ヶ岳自然文化園の林内を流れる小川の辺で、今年もたくさん花を付けていました。
といっても、小さな花なのであまり目立ちません。痩果もアップで撮ってみました。
片側が1稜になっていて、3稜側より薄くなっているのが分かります。

この確認作業の際、葉の特徴がキツネノボタンではなく、ヤマキツネノボタンに近いことに気が付きました。
改めて葉の特徴などを再検討した結果、ヤマキツネノボタンに変更することとしました。

レンゲショウマ(Anemonopsis macrophylla)
<キンポウゲ目・キンポウゲ科・レンゲショウマ属>
   
キンポウゲ科レンゲショウマ属の日本特産の1属1種の多年草。
本州(東北地方南部〜近畿地方)の太平洋岸の温帯域に分布する。
花茎は80cm程になり、丸い蕾を付ける。
開花すると、萼も花弁状に平らに開くため、見た目、花弁がスイセンの副花冠のように見える。
和名は、花の形がハスの花に似ていて、葉がサラシナショウマに似ているのが由来とか。

2013/8/2
八ヶ岳自然文化園の林縁近くで、レンゲショウマを見かけました。
残念ながら、開花しているものはありませんでしたが、薄紫色の大きな丸いツボミになっていました。
おそらく、1週間もすると開花するのではないかと思われます。

   
2014/8/9
昨年、気が付いたレンゲショウマですが、今年も目に付くのはツボミばかりです。
諦めかけた時、木陰に2輪だけ開花しているのを見つけました。
淡紫色を帯びた萼が花弁のように大きく開き、その内側に少し濃い目の紫色をした花弁があります。
林内でひっそりと咲いている何とも気品のある色と形をした花です。

   
2016/8/6
今年は開花が早かったようで、多くのレンゲショウマが花を咲かせていました。
レンゲショウマの花は、下向きに開花するので、少し仰向いてもらって撮りました。



   
2018/8/4
今年もレンゲショウマが可憐な花を咲かせていました。
その中に開花し始めのものから、開き切ったものまで見られたので、並べてみました。
といっても、変化しているのは花弁ではなく、萼片です。
なお、左端の開き始めたものに見られる黒いものは、ハサミムシです。


レンゲショウマの花の構造

       .
レンゲショウマ(花弁)       レンゲショウマ(全体)           ハス   .
レンゲショウマの花全体と中央部のアップです。
大きく開いているのは萼片です。その中心でオシベやメシベを囲ッているのが花弁です。
花弁の先端は淡紫色で、そのグラデーションが綺麗です。残念ながら若干傷んで茶色くなっていますが。
レンゲショウマのレンゲは蓮のことですが、色や大きさ、花の構造は異なりますが、雰囲気は似ていますね。
ちなみに、蓮の萼片と花弁は分化していないそうで、萼片と花弁の明確な区別はないようです。


クサノオウ(Chelidonium majus var. asiaticum Chelidonium)
<ケシ目・ケシ科・クサノオウ属>
 
ケシ科クサノオウ属の越年草で、ユーラシア大陸一帯とその周辺に広く分布する。
日本では、北海道から九州まで分布している越年草で、秋に発芽して、越冬し、春に開花する。
世界的には、ヨーロッパや北アメリカに帰化している。
本種を傷つけると多種にわたる有毒アルカロイド成分を含む黄色い乳液が出て、皮膚に付くと炎症を起こす。

2016/8/6
八ヶ岳自然文化園横にあるペンション村の外れで見かけました。
溝のようにくぼんだ所に張り付くように生えていました。

クリンソウ(Primula japonica)
<サクラソウ目・サクラソウ科・サクラソウ属>
   
サクラソウ科サクラソウ属の多年草で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国に分布する。海外では台湾に分布する。
草丈は30〜90pになり、日本に自生するサクラソウ科の中では、最大種です。
根茎は短く、分枝して株を作り、春先に発芽して根生葉をロゼットに付ける。
葉は、長さ20〜40pのへら型で、柔らかく無毛で、表面にしわが多い。
葉の縁には、小さな不揃いな歯牙が多数ある。
花期は4月〜6月で、中心から高さ40〜80pの花茎を直立させ、多数の花を数段輪生する。
萼は細い盃状で、中ほどまで5裂し、裂片は鋭く尖る。
花冠は直径25oほどで、5深裂し、各々の裂片は浅く2裂する。オシベは5個ある。
花色は、基本は紅紫色であるが、淡紅紫色、白、絞りなどの変種もある。
なお、和名は花が数段に輪生する様が、仏閣の屋根にある九輪に似ることに由来する。

2012/8/4
八ヶ岳自然文化園の沼近くの湿地でクリンソウを見つけました。
といっても、花期は終わっているので、大きく展開した葉と花茎の残骸が残っているだけです。
残骸といっても、花がどのように咲いていたのかが分かる形を保っています。

※ クリンソウの花に関しては、こちらを参照ください。

オオバコ(Plantago asiatica)
<シソ目・オオバコ科・オオバコ連・オオバコ属>
 
オオバコ科オオバコ属の多年草で、日本全土に分布している。
海外では、朝鮮半島から中国、台湾、インドネシア、ミャンマーに分布する。
草丈は10〜20cmで、葉は根生用のみである。
葉身は、長さ4〜15cmの広卵形で、先は鈍頭で基部は切型。
葉には、5〜7本の葉脈が目立ち、長い葉柄がある。
花期は4月〜10月で、3〜7個の花穂を立ち上げて、多数の花を付ける。
花穂は花茎を含めて長さ10〜30cmになり、花には長さ0.5mm以下の短い花柄がある。
花冠、萼ともに筒状で、先は4裂し、苞と萼の先端は一定に揃わないのが特徴。
オシベは4個あり、葯は長さ1.5mm以下。葯は白色〜淡紫色。
蓋果の上蓋は長円錐形で、中には蓋果の形に添って種子が固まって入っている。
葉や種子は生薬として利用され、消炎、利尿作用などが知られる。
下記のヘラオオバコと異なり、踏みつけに強く、道端など人の通るところに多い。
逆に、あまり踏まれない場所では、背の高くなる他の草に負けて、消えてしまう。

2012/8/4
八ヶ岳自然文化園の林縁や芝生広場の周辺など、人の通り道の近くでよく見かけます。

クガイソウ(Veronicastrum japonicum)
<シソ目・オオバコ科・クワガタソウ連・クガイソウ属>
   
オオバコ科クガイソウ属の大型の多年草で、日本固有種。
日本では本州近畿地方以東に分布している。
近畿地方以西、四国、九州には、変種のナンゴククガイソウが分布する。
山地や高原の日当たりの良い草地に生育し、草丈は1m前後になる。
茎は円形で直立し、葉が輪生して何段にも付くことから「九蓋草」あるいは「九階草」の名がある。
茎の先に数十cmの細長い円錐状の花穂を付け、淡紫色の小花がたくさん付く。
花冠の先は4残裂し、裂片の先は尖る。オシベは2本で、花冠から長く飛び出る。
花と花序をつなぐ花序軸には短毛があるが、ナンゴククガイソウは無毛。

2013/8/3
八ヶ岳自然文化園の林を抜けた草地で、花期も終わりに近いクガイソウを見かけました。
今まで咲いているのを見たことがなかったのですが、開花時期が遅れた分、見られたのかもしれません。

ホソバウンラン(Linaria vulgaris)
<シソ目・オオバコ科・キンギョソウ連・ウンラン属>
   
オオバコ科ウンラン属の越年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。
観賞用や薬用植物として移入され、野生化して北海道から本州の近畿地方辺りまでで見られる。
世界的には、北米にも帰化して繁殖している。
草丈は30〜80cmで、茎は丸くて直立し、葉は互生する。
葉は長さ3〜5cmの線形で、基部は茎を抱かない。
花期は5月〜7月で、茎の上部に総状花序を出し、ウンランとよく似た仮面状花を多数付ける。
花がウンランに似ていて、葉が細長いことが、和名の由来である。
花冠の長さは20〜30mmほどで、上唇は2裂し、下唇は3裂して橙色の隆起がある。
筒部は、先が細長い距となり、萼片は5個ある。花柄は長さが数mmしかない。

2012/8/3
八ヶ岳自然文化園へ向かう途中の富士見高原スキー場(夏場はゆりの里)の駐車場で見かけました。
この写真では見づらいですが、花冠の付け根部分が下に細く伸びて距になっています。
その部分に蜜がたまっているようですが、しっかり閉じた仮面状花のため、チョウの類は蜜が吸えません。
そのため、ハナバチなど、力の強い昆虫がこじ開けて給蜜しているようです。
しかし、距に穴を開けて盗蜜する横着者の方が多いそうです。

ハエドクソウ(Phryma leptostachya subsp asiatica)
<シソ目・ハエドクソウ科・ハエドクソウ属>
   
ハエドクソウ科ハエドクソウ属の多年草で、在来種。有毒植物。
日本では、北海道から本州、四国、九州と広く分布している。
海外では、朝鮮半島から中国、台湾、ロシア、ベトナム、パキスタン、ネパール、インドなどに分布する。
基本種は、北米北東部に分布するアメリカハエドクソウで、本種は亜種とされる。
日本には、本種とナガバハエドクソウの2品種が自生する。
草丈は、大きいもので1mに達する。
葉は対生し、長さ10p程の楕円形で、基部は心形、縁に粗い鋸歯がある。
茎頂や葉腋から細長い穂状花序を出し、小さな白色の花を付ける。
花期は7〜8月で、花冠は長さ10o弱の唇型。短い上唇は先が2裂し、長い下唇は3裂する。
萼は筒状で5歯があり、背側の3歯は紅色で、鉤状に曲がる。
果実は下向きに軸に密着して付き、萼は果実を包んで残り、動物の毛や衣服に付着して運ばれる。
和名は、この植物から出る液が蛆殺しや殺虫剤に使われていることに由来する。
毒の主成分は、フリマロリン(Phrymarolin)で、食べると嘔吐などを引き起こす。

2016/8/6
八ヶ岳自然文化園の林内の通路脇で見かけました。
花は地味なのですが、萼の赤い3本の歯が目立ちます。
名前が分からず、後日調べて本種と分かりました。
このような野草を殺虫剤に使用していたとは、先人の知恵には驚かされます。

 
2017/8/5
今年もあちらこちらでハエドクソウが花を付けていました。
その花をアップで撮り直したもので、100oマクロを使っています。

ミヤマママコナ(Melampyrum laxum var. nikkoense)
<シソ目・ハマウツボ科・ママコナ属>
 
ハマウツボ科・ママコナ属の半寄生植物の一年草で、在来種(日本固有変種)。
イネ科やカヤツリグサ科の植物の根に寄生する。
日本では、北海道から本州の東日本で見られ、西日本ではシコクママコナ(苞に歯牙がある)が多くなる。
草丈は20〜50cmで、茎は直立し分枝する。なお、宿主の有無で大きさが異なり、倍近い差が生じる。
葉は対生し、葉身は長さ3〜6cmの狭卵形で先が尖り、全縁。長い葉柄がある。
花期は8月〜9月で、茎頂や枝先の穂状花序に、紅紫色で長さ2cm程の花を付ける。
花冠は2唇型で、下唇の内側に白〜黄色の2個の隆起があり、両側に黄色の斑がある。
苞は三角状卵形で、全縁。なお、低地に見られるママコナは、苞に長く尖った歯牙が目立つ。

2012/8/17
八ヶ岳自然文化園からの帰り道、立ち寄ったサントリー白州蒸留所の駐車場脇で見かけました。
ミヤマママコナの下唇にある2つの隆起部分は、白色〜黄色で、苞には尖った長い歯牙がありません。

※ ママコナの下唇の隆起は白で、苞には尖った長い歯牙があります。
シコクママコナの下唇の隆起は黄で、苞の尖った長い歯牙はまばらです。

   
2014/8/9
八ヶ岳自然文化園の駐車場脇の林内で、ミヤマママコナの大群落を見つけました。
細長く連なっているので、水の流れた後にでも沿って繁茂しているのかもしれません。

 
2017/8/5
今年も八ヶ岳自然文化園の駐車場脇の林内で見られましたが、数はそう多くはなかったです。
下唇の隆起が良く分かるように、100oマクロで撮り直しました。

トネリコ(Fraxinus japonica)
<シソ目・モクセイ科・トネリコ属>
 
モクセイ科トネリコ属に分類される落葉樹で、日本を原産地とする種。
日本では、本州の東北地方から中部地方にかけての温暖な山地に自生する。
樹高は10〜15mで、樹皮は灰白色でなめらか。枝は太く、弾力性がある。
葉は対生し、長さ20〜30cmの奇数羽状複葉で、5〜7個の小葉は長卵形で鋸歯がある。
花期は4月〜6月で、新葉が出る前の若枝に円錐花序を出す。
花序には、淡緑色の小花(4裂した萼片のみで、花弁はない)を多数付ける。
雌雄異株で、雄花には2個のオシベのみがあり、メシベはない。
雌花には2種類あり、メシベのみでオシベがないものと、2個の仮オシベを持つものがある。
果実は翼果で、長さ3〜4pの扁平な倒披針形で、花同様に多数が結実する。
トネリコは、木材として弾力性に優れ、野球のバットや建築資材などに使用される。
新潟県や富山県などでは、水田の周囲などに植えられ、イネを乾燥させるはざ木に利用された。
この古くからのトネリコのある田園風景は、現在ではほとんど失われてしまっている。

2018/8/4
八ヶ岳自然文化園の林内を散策していた時、トネリコの名板に気が付きました。
よく見ると、シマトネリコの種子を一回り大きくしたような翼下が、たくさんぶら下がっていました。

イブキジャコウソウ(Thymus quinquecostatus)
<シソ目・シソ科・イヌハッカ亜科・ハッカ連・イブキジャコウソウ属>
 
ジャコウソウ属の多年草で、匍匐性のため地を這うい、良く分枝する。
枝端は直立して10〜15cmになり、その先に短い花穂を付ける。
葉は対生し、狭卵形で葉端は丸く、縁は全縁で鋸歯はない。
花冠は紅紫色で、上唇はごく浅く2裂し、下唇は3裂する。
オシベは4本あるが、うち2本が横に開出して目立ちます。
日本では、北海道から本州、四国、九州の日当たりの良い岩地に広範囲に分布する。
海外では朝鮮半島から中国、ヒマラヤに分布する。

2012/8/5
八ヶ岳自然文化園の入り口脇にある草地で見かけました。
ピンクの花をたくさん付けており、葉に触ると芳香が広がります。

タイム(Thymus)
<シソ目・シソ科・イヌハッカ亜科・ハッカ連・イブキジャコウソウ属>
 
シソ科イブキジャコウソウ属の小低木で、イブキジャコウソウ属(Thymus)の植物の総称。
草丈が低くて草本にみえるが、茎が木化する立派な木本である。
樹高は15〜40cmほどで、日本に自生するタイムの仲間は、イブキジャコウソウのみである。
他は移入種で、原産地はヨーロッパ、北アフリカ、アジアである。
日本ではタチジャコウソウ(コモンタイム)を単にタイムと呼ぶことが多い。
多くの品種の中では、下記の3種が代表種である。
タチジャコウソウ(Thymus vulgaris):地中海沿岸に分布し、料理用のハーブとして良く用いられる。
コモンタイム、あるいは単にタイムと呼ばれることが多い。
シトラスタイム(Thymus×citriodorus):交配種で様々な栽培品種があり、料理用ハーブとして一般的。
レモンタイムとも呼ばれ、カンキツ系の香りを持つ様々な品種が作られている。
ワイルドタイム(Thymus serpyllum):ミツバチや養蜂家にとって重要な蜜源植物となっている。
ヨウシュイブキジャコウソウ、クリーピングタイムとも呼ばれ、その蜂蜜は地中海地方の名産品。

2017/8/6
八ヶ岳自然文化園から出た通路脇で見かけました。
おそらく、植栽されていたものが逸脱したものと思われます。
タチジャコウソウかシトラスタイムだと思うのですが、香りまで確認しなかったので特定できていません。

ウツボグサ(Prunella vulgaris subsp. asiatica)
<シソ目・シソ科・イヌハッカ亜科・ハッカ連・ウツボグサ属>
   
シソ科ウツボグサ属の多年草で、東アジア温帯域に分布する。
日本でも、北海道から本州、四国、九州と広く分布する。
名前のウツボは、魚のウツボではなく、弓矢を入れる靫(うつぼ)から来ています。
草丈は10〜30cmで、葉は対生する。葉は、長楕円状披針形で長さ2〜5cm程になる。
茎先に長さ5cm前後の花穂をつくり、紫色の唇形花を密につける。
花冠は、上唇が平らなかぶと状で、下唇は3裂し、中央裂片のふちが細かく裂けている。
萼は上下2唇に分かれ、花後に口を閉じ、そのなかで果実が成熟する。

2012/8/4
八ヶ岳自然文化園の林の開けた所にある草地で見かけました。
かたまって生えているのではなく、草原にポツンと1本だけ花を咲かせていました。
名前のウツボは、魚のウツボではなく、弓矢を入れる靫(うつぼ)から来ています。
写真のものは花が少ないのでイメージしにくいですが、花穂が伸びると竹で編んだつぼ(靫)のように見えます。

クルマバナ(Clinopodium chinense)
<シソ目・シソ科・イヌハッカ亜科・ハッカ連・トウバナ属>
   
シソ科トウバナ属の多年草で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州まで広く分布している。
海外では、朝鮮半島にも広く分布している。
茎は四角形で、草丈は数十cmに達し、葉は対生する。
茎の上部に数段にわたって輪状に密集して花を付けるので、これが名前の由来。
花は唇形で長さ10o程。上唇は小さくて浅い切れ込みがあり、下唇は大きく3裂する。
雄しべは4本で、下の2本は長く斜上する。萼は長さ8oほどで、紅紫色を帯びることが多い。

2012/8/4
八ヶ岳自然文化園の林の中で、少し開けて日の入る場所に群生していました。
名前のクルマは、花が節に輪生して咲くことから来ています。

 
2017/8/5
八ヶ岳自然文化園の林内で、咲き始めたばかりのクルマバナを見かけました。
以前より数が減り、咲き出しも遅いように思います。100oマクロで花は撮り直しました。

ヤグルマハッカ(Monarda fistulosa)
<シソ目・シソ科・イヌハッカ亜科・ハッカ連・ヤグルマハッカ属>
 
シソ科ヤグルマハッカ属の多年草で、北アメリカ原産で、テキサス州南部に分布してる。
北アメリカには、本種を含み、約20種ほどが分布している。
観賞用としてよく利用されるのは、本種とタイマツバナ(Monarda didymae)の2種。
名前は、花の付き方が鯉のぼりの矢車に似て、葉に薄荷のような芳香があることに由来する。
草丈は60〜150cmほどで、茎は叢生して密に生え、茎は中空で細い。
葉は対生し、葉身は長卵形で先が尖り、軟毛が生える。
花期は6月〜8月で、茎頂に直径4〜6cmほどの頭花を付ける。
頭花は唇形花の集合体で、唇形花が放射状に付き、花色は淡紫色から白色。

2017/8/6
八ヶ岳自然文化園を出た先の民家の庭先で見かけたヤグルマハッカです。
ショッキングピンクの花で、下唇の縁に白い縁取りが入っていました。

イヌゴマ(Stachys japonica var.intermedia)
<シソ目・シソ科・オドリコソウ亜科・イヌゴマ属>

シソ科イヌゴマ属の多年草で、北海道から本州、四国、九州に分布。
別名をチョロギダマシといい、どちらも役に立たないの意。
草丈は40〜70cmで、茎には四稜があり、稜上に下向きの刺毛が生える。
葉は対生し、長さ3〜9cmの三角状披針形で、縁には低い鋸歯がある。
下部の葉には長さ1〜2cmの葉柄があるが、上部の葉には葉柄はない。
花期は7月〜8月で、茎頂に数段に輪生して、淡紅色の唇型の花を付ける。
花冠は長さ15mmほどで、下唇は3裂して紅紫色の斑紋があり、上唇は裂けない。
オシベ4個とメシベ1個は、上唇に沿うように付く。萼は緑色〜赤褐色で、5裂して先が尖る。

2006/8/5
八ヶ岳自然文化園の林の開けた所にある草地で見かけました。
このときはシソ科の花とは分かりましたが、名前までは分かりませんでした。

 
2011/8/7
八ヶ岳自然文化園の同じ場所で見かけました。
カメラが良くなって、花の模様などがよくわかるようになり、イヌゴマと判明しました。

 
2013/8/3
今年は、少し遅めのようで、まだ、花は下の方のみの開花でした。
これから日を追うごとに咲き上って行くでしょう。

ラミウム・マクラツム(ピンク・パール)(Lamium maculatum)
<シソ目・シソ科・オドリコソウ亜科・オドリコソウ属>
 
シソ科オドリコソウ属の多年草で、ヨーロッパから北アフリカ、東アジアが原産地。
多くの園芸品種があり、ピンクパールは、花色は薄桃色で、葉の中央部に銀白色の筋状の模様が入る。
草丈は10〜25cmほどで、茎は匍匐性のため地を這うように広がり、先端が立ち上がる。
心形の葉は対生して付き、緑色地に銀白色の班が中央に入る。
花期は3月〜5月で、葉腋から輪散(輪状集散)花序を出して、唇型の花を付ける。
花冠は長さが20〜25o程で、上唇が大きく、下唇を覆うようにかぶさる。
花色には、白やピンク、紅紫色などのものがあるが、ピンクパールは名前の通りピンクである。
上唇に沿うようにオシベが付き、蜜を求めて侵入した昆虫の背中に花粉が付くようになっている。
萼は緑色で、5裂して先が尖る。裂片の大きさは不揃いで、上部の裂片が最も長い。

2012/8/5
八ヶ岳自然文化園の入り口脇にある草地で見かけました。
当初、ウツボグサだと思っていたのですが、後で、良く見てみると異なることに気付きました。
花の付き方も、花色も赤紫で異なり、花の形も微妙に異なります。

 
2013/8/3
今年も八ヶ岳自然文化園の入り口脇にある草地で大きな群落をつくっていました。
園芸品種ですが、どなたかが植えたのか、どこかから逸脱してきたのか不明ですが、ほぼ野生化しています。
昨年は、同定には至らなかったのですが、今年、葉の特徴と花色からピンク・パールと分かりました。
   
2017/8/6
八ヶ岳自然文化園の入り口脇で大きな群落を作っている本種ですが、今年は少し赤味が強いです。
全てではないですが、一部で葉が赤茶色に変色し、花の色も赤味が強く、模様も不明瞭です。

ナミキソウ(Scutellaria strigillosa)
<シソ目・シソ科・タツナミソウ亜科・タツナミソウ属>
 
シソ科タツナミソウ属の多年草で、海浜植物。
日本では、北海道から本州、四国、九州に分布し、海岸の砂地に生育する。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、千島、樺太に分布する。
草丈は10〜40cmほどで、細長い地下茎を伸ばして増え、茎や葉には軟毛がある。
葉は対生し、長さ15〜35mmほどの長楕円形で、先は丸く、縁には鈍い鋸歯がある。
花期は6月〜9月で、茎の上部の葉腋に、青紫色の唇形花を付け、2個が同じ方向を向いて咲く。
花冠は長さ20oほどで、筒部は長く、基部で急に曲がって直立する。

2012/5/16
八ヶ岳自然文化園の入り口脇にある草地で見かけました。
海浜植物が、八ヶ岳の高地で生育するのは無理があります。
良く似たエゾナミキソウかもと思ったのですが、葉先は尖っていません。
そのため、花と葉の形から、ナミキソウとしました。

※ エゾナミキソウは、長野県では絶滅危惧種T類(環境省ではU類)に指定されています。


2013/8/3
八ヶ岳自然文化園の入り口脇で今年も花を付けていました。
昨年は、いささかピンボケ気味でしたので、撮り直したものです。

コウホネ(Nuphar japonicum)
<スイレン目・スイレン科・コウホネ属>
   
スイレン科コウホネ属の水生の多年草で、日本では北海道から九州まで全国に分布している。
海外では、朝鮮半島に分布している。
水中葉と水上葉を持ち、冬場は水中葉のみとなる。
水中葉は、薄くてヒラヒラして細長く、水上葉は肉厚で長卵形をしており、光沢がある。
長く直立した花柄を伸ばし、その先に黄色い花を1つ付ける。
花弁に見えるのは萼片で5枚ある。花弁はその内側に多数あり、外側に湾曲している。

2013/8/2
八ヶ岳自然文化園の林の中の沼で見かけました。
何度も来ていますが、ここでコウホネの花を見たのは初めてです。
水中に漂う水中葉と、水面から飛び出している水上葉の形の違いがよく分かります。
花までは、ちょっと距離がありましたので接写できず、強拡大のため、いささかピンボケ気味です。

 
2014/8/9
今年もコウホネが花を咲かせていました。
咲いている花の数は、昨年よりも多かったのですが、近くになかったのでアップ写真はありません。

※ コウホネの花の拡大写真に関しては、こちらを参照ください。