相模の大凧まつり
2015/5/5



相模の大凧は、天保年間(1830年頃)から受け継がれてきた伝統行事の1つです。
現在は、相模原市の新磯地区で「相模の大凧文化保存会」に受け継がれ、続けられています。
凧揚げの会場は、相模川の河原で、上流から上磯部、下磯部、勝坂、新戸の4会場で行われます。
凧の大きさは、新戸が八間四方、勝坂が五間半四方、上磯部、下磯部が六間四方です。
八間四方の凧は、一辺が14.5mあり、その重量は950kgと日本一の大きさです。
この年は、4日、5日と行われたのですが、4日は風がかなり強かったので無理と判断し、5日に行きました。
ところが、4日にも凧揚げは行われ、風の強さも良かったので、かなりの高さまで揚げられたそうです。
普通の凧とは大きさがケタ違いなので、必要とする風の強さもケタ違いのようです。
逆に風が良すぎて、下すのが人力では無理になり、ウィンチを使って下ろしたとのこと。
後少しの所まで下ろした所で、凧が突然よれ、川に真っ逆さまに落ちて、壊れてしまったそうです。
この後、東北での大凧揚げの予定があり、もう1つの六間凧は壊せないので、使うことができなくなり、
この日は、少し小さい凧(たぶん五間くらい)での凧揚げとなっていました。
この日は、前日とは打って変わって、風がなかなか吹かず、ただ、風が吹くのをじっと待つだけ。
終わりの時間が近づき、風が弱いままでのチャレンジとなりました。
大凧は、少し待ちあがりましたが、そのまま落下し、今年の凧揚げは終了となりました。



上磯部の凧揚げ会場

  
凧揚げ会場             出番を待つ大凧

上磯部の凧揚げ会場です。六間凧は寝かされ、少し小さい大凧がスタンバっていました。
左の写真で、川の後方に下磯部の凧揚げ会場が、さらにその後ろに勝坂・新戸の凧揚げ会場が見えています。

上空の風の状態確認



この日は、前日と打って変わって大凧を揚げるには風が弱く、何度もこの凧を揚げて風を確認していました。
この凧、おそらく1辺は一間(約1.8m)あると思われ、普通の凧に比べれば十分に大きい凧です。
この程度の凧であれば十分に揚げられる風はあるのですが、大凧を揚げるには弱いようです。

大凧揚げ



まつりの終わる時間が近づき、風は弱いままですが、大凧揚げにチャレンジすることとなりました。
少しでも風を受けやすいように、凧を風下の方に移動し、大凧を立ち上げて合図を待ちます。

※ 右の写真で右端で赤と白の旗を持つ人が、凧揚げの指揮者です。



白旗が揚がって、いよいよ凧揚げ開始です。綱が引かれると支えていた人が一斉に離れます。





風が弱いので、倒れかかる凧を綱を引いて立ち直らせます。








なんとか、4〜5mほどは上がりましたが、これが限界でした。






その後、バランスを崩し、落下してしまいました。



ということで、この年の大凧揚げは終了となり、大凧も撤収されてしまいました。
後で聞いた話では、他の会場でも大凧揚げに成功した所はなかったようです。
余談ですが、この上磯部のスタッフが、大凧揚げの技術が最も高いとのことでした。