２００３年火星大接近は、２１世紀で最大の火星大接近です。
地球と火星の接近は、公転周期の関係で約２年２ヶ月ごとに起きます。
ただ、その距離は毎回異なり、今回はその距離が約５５,７５０,００６kmになります。
これより近い距離に近づいたのは、実に約６万年前になるそうです。
それほどの大接近なのですが、天候に恵まれず、撮影できたのが１１日後となりました。
機材もかなり貧弱なもので、５０mmアクロマートにコンデジをコリメート接続しての撮影です。
どこまで撮影できるか予想できなかったのですが、なんとか極冠と明暗模様が確認できました。
大接近に助けられて、なんとか撮ることができた写真です。