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ホームズ彗星(17P/Holmes)

撮影日時 2007年11月01日 00:21 〜 00:22
撮影地 神奈川県相模原市
撮影機材 高橋 TS式50mm屈折赤道儀[D50mm/F700mm]
FUJIFILM FinePix F601 直焦点
[ISO800 F2.8 2sec. f8mm]



ホームズ彗星は太陽系の短周期彗星の一つで、エドウィン・ホームズによって発見されました。
1892年11月6日、アンドロメダ銀河の定期観測を行っていて発見されたものです。
1899年と1906年には、この彗星の回帰が観測されましたが、その後は行方不明でした。
ブライアン・マースデンによるコンピューター予測に基き、
アメリカ・アリゾナ州フラグスタッフのアメリカ海軍天文台で、
1964年7月16日にエリザベス・レーマーが再発見し、以降の回帰は全て観測されています。

2007年の回帰においては、10月24日〜25日未明かけて急激な増光が観測されました。
ペルセウス座の付近にあったホームズ彗星は、この間に17等星から2等星台に象光したのです。
その急激な増光(アウトバースト)は、実に約40万倍で、一気に肉眼水星となったのです。
増光は、大量のガスやチリの急激な放出によると推測され、発見年の1892年にも観測されています。

数日前にアウトバーストが起こったことを知り、天候の回復を待って撮影にチャレンジしました。
会社から帰った後、公園の外灯が消えるのを待って望遠鏡のセッティングを行い、撮影したものです。





下記の4枚の画像を合成したものです。この当時持っていた機材では、これが限界でした。
@ 2007/11/1 0:21:32 ISO800 F2.8 2sec.
A 2007/11/1 0:21:38 ISO800 F2.8 2sec.
B 2007/11/1 0:21:43 ISO800 F2.8 2sec.
C 2007/11/1 0:22:08 ISO800 F2.8 2sec.
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